FAQ


Q1.アウトリーチ活動は義務なの?

A1.

大学等の研究成果の公開活動推進の動きが進んでいます。以下はその例です。
本学は、研究成果を国民のみなさんに広く還元し、科学の魅力・価値を分かち合うことは重要と考え、関係部局が連携しながら、研究成果の社会への公開および市民のみなさんとの共有を推進していきます。
「大阪大学のアウトリーチ活動方針」へ


【研究成果の公開活動推進の動きの例】

国の第3期科学技術基本計画(2006年度~2010年度)には、「科学技術に関する説明責任と情報発信の強化」の一環として、アウトリーチ活動推進の方針がうたわれています(第4章)。
科学技術基本計画 第4章 社会・国民に支持される科学技術

1件あたり年間3千万円以上の公的研究費の配分を受けている研究者の「国民との科学・技術対話*」の積極的実施を推奨する基本的取組方針が、内閣府から出されました(2010年6月)。
*=研究活動の内容や成果を社会・国民に対して分かりやすく説明する、未来への希望を抱かせる心の通った双方向コミュニケーション活動
内閣府の基本的取組方針HP

研究活動の内容や成果を社会・国民に対して分かりやすく説明することが求められてる例としては、

●科研費
平成28年度 科学研究費助成事業 公募要領
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/03_keikaku/data/h28/h28_koubo_00_fullpage.pdf

●JST 戦略的創造研究推進事業のプログラム
平成 28 年度 戦略的創造研究推進事業(CREST・さきがけ)
http://www.jst.go.jp/kisoken/index.html

●戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
http://www.jst.go.jp/sip/dl/k07/sipinfra-koubo-28-2.pdf

●革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)
http://www.jst.go.jp/impact//organization/data/jimu201604.pdf

●環境研究総合推進費
https://www.erca.go.jp/suishinhi/koubo/pdf/h29_shinki_koubo.pdf

などがあります。

科学研究費補助金の申請書類の評価基準の評定要素として、「今回の研究計画を実施するに当たっての準備状況及び研究成果を社会・国民に発信する方法」が挙げられており、アウトリーチ活動の重要性がうたわれています。

Q2.アウトリーチ活動って、具体的にどんなものがあるの?

A2.

アウトリーチ活動とは、研究者が一般の方に、研究内容・成果をわかりやすく伝えたり、対話等の双方向的なコミュニケーションのことです。
科学について気軽に語り合うサイエンスカフェ、一般向けの公開講座・シンポジウムなどのイベント活動だけでなく、WEBや書籍などメディアを使って一般向けのコンテンツを発信する方法もあります。
具体的なアウトリーチ活動については こちらのページ で簡単に説明しています。

Q3.複数の公的研究費に共通するテーマで一つのシンポジウムを開催してもよいの?

A3.

複数の研究費にまたがる開催実施例はありますが、それぞれの研究費からの経費負担等については、個々の研究費のルールによることとなり、一律の取り扱いとはなっていません。所属部局の外部資金担当を通して、または、配分先機関に確認が必要となります。

Q4.アウトリーチ活動でイベントを行う時、広報チラシやポスターを作成する際、気をつけることはある?

A4.

研究課題(プロジェクト)のアウトリーチ活動としてサイエンスカフェやシンポジウムなどを行う場合は、公的研究費の助成を受けたプロジェクト研究の一環として行っている旨、事前の案内チラシやポスター、ホームページの告知などに、Acknowledgment(謝辞)を入れるようにしましょう。Acknowledgment(謝辞)の表記の仕方などは、配分機関や課題によって異なりますので、ご自分の研究課題(プロジェクト)の事務手続きに関する手引き等を確認して下さい。

表示例(科研費の場合)
「本研究は科研費(8桁の課題番号)の助成を受けたものです」

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