このページではSQALFに寄せられた質問のうち、

「コミュニティ再生」 関連について、回答と併せて紹介します。

Q

被災地のコミュニティ再生のために関西からできることはなんでしょうか？　（30代　女性）

A

まずは足元の地域で積極的に減災活動に関わり、東北の経験を活かすことも重要です。

(コミュニケーションデザイン・センター　教授　森栗茂一)

遠くでも、義捐金を集めたり、津波で流された家族写真165枚を洗い、乾かし、ポケットアルバムにつめて被災者の集まる気仙沼の体育館に送り返した大阪市の子育てサークルの活動がありました。東北に観光に行くことも、釜石東中学の生徒を受け入れることも、復興たからくじを買うことも意味のあることかもしれません。

しかし、直接、支援することだけではなく、大阪市では地域防災フォーラムに出たり、小学校区ごとに地域活性化協議会で地域づくりを一緒にすすめるなかで、東北の経験を活かし、減災活動を展開することも大切です。

大阪市では、地域振興会や区役所・住民が一体となって緊急時避難先を確定し、周知しようとしています。

こうした活動に加わることも、被災者に寄り添うことではないでしょうか。

大阪市以外でも、同様の活動があると思います。

何か支援をと思うなら、まずは足元の地域で積極的に減災活動に関わり、東北の経験を活かすことも重要です。