ストップ結核パートナーシップ関西 第7回 ワークショップ 「日本語学校生及び外国人技能実習生のための結核対策を考える」
- 要申込
- 医療・健康

結核は1999年に当時の厚生大臣より結核緊急事態宣言が発令されてから、官民あげてパートナーシップを構築して対応することにより、患者数は減少していますが、未だに世界の中では中蔓延の状態です。大阪府は全国でもっとも結核罹患率が高く、2013年に「ストップ結核パートナーシップ関西」を設立し、2014年3月に第1回ワークショップを開催しました。その後、毎年、ワークショップを開催するなど、結核に関する府内の関係者や関係機関の連携を図っています。一方で、年々、留学や就業(研修)で日本に長期滞在する外国人が増加し、滞在中に結核を発病する方も増加しています。特に20代の患者ではその70%以上を外国出生者が占めるようになりました。 このような状況に対処するために、2つのワークショップを1月と2月に開催します。
カテゴリ | 医療・健康 |
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日時 |
2020年1月18日(土)
13時30分から17時30分まで
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会場 | 「オカムラ」共創空間 大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪タワー(南館)A21階 株式会社 オカムラ 関西支社「Kizuki LABO」内 |
主催 | 公益財団法人大阪公衆衛生協会ストップ結核パートナーシップ関西 |
後援等 | 大阪大学医学系研究科国際未来医療学講座「国際医療センター」 |
問い合わせ先 |
公益財団法人 大阪公衆衛生協会 事務局 井戸武實 https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/co/2019/000764.php |
ワークショップ Ⅰ
- 目的:日本語学校生及び外国人技能実習生の結核をテーマに、現状と課題を知り、今後取るべき対策を議論します。
- 日時:令和2年1月18日(土)13:30~17:30
- プログラム:
コーディネーター 下内 昭(大阪市西成区役所結核対策特別顧問・結核予防会結核研究所主幹) あいさつ
1)基調講演
1、「外国人材の適正な受入れ及び共生社会の実現について」:
- 相田 恭輔(大阪出入国在留管理局審査管理部門 統括審査官(受入環境調整担当官))
- 2、「日本における外国人労働者受け入れの諸問題」:
古川 智祥(小原・古川法律特許事務所 弁護士・弁理士・ニューヨーク州弁護士)
2)外国出生結核患者の対応の難しさについて
1、「アジア各国の結核事情について」:
下内 昭(大阪市西成区役所結核対策特別顧問・結核予防会結核研究所主幹)
2、「外国出生結核患者の治療における問題点」:
藤川 健弥(国立病院機構兵庫中央病院呼吸器内科医師)
3)日本語学校生に対する結核対策の現状報告
1、「大阪市の結核対策:結核健診、患者支援、医療通訳等」:津田 侑子(大阪市保健所)
- 2、「患者の治療支援状況・支援体制」兵藤 隆彦(BASIC日本語学院事務長)
4)技能実習生の状況について
- 「外国人技能実習生の現状と結核対応について」:田邊 雅章(大阪府健康医療部医療対策課長)
5)全体討議とまとめ
- 対象:
1)日本語学校関係者及び外国人技能実習関係者
2)大阪府および大阪市の保健所及び保健福祉センター職員
3)その他、外国出生結核患者支援に関わりのある方) - 申込:「参加申込書」にご記入のうえ、FAX(06-6948-5927)又はE-mail(opha@osaka-pha.or.jp)にて、
1月15日(水)までにお申し込みください。
ワークショップ Ⅱ
研修目的:
1.日本語学校での体制づくり(以下の担当者を養成することで体制を構築する。)
1)結核健康管理担当者:学生の福利厚生担当者(日本人)
2)結核患者支援通訳担当者:学生と同じ国の出身者で、日本語と外国語の(個別)通訳ができる者
両者の役割は、結核の基礎および結核対策に関する知識を習得し、①結核健診を推進する。(もれ者対策も含む)
②学生に対して結核に関する啓発を行い、③患者発生時には、患者支援を行い。④保健所による接触者健診が実施
される場合には、学校側の窓口となることである。
2 .外国人技能実習生関係者間における体制づくり
- 日時:令和2年2月15日(土)13:30~17:30
- プログラム:
1)講義 結核対策(各30分)
- 1、結核の基礎知識(結核菌、感染、発病、健診、診断、治療):
- 橋本 章司(大阪はびきの医療センター臨床研究部部長)、
- 藤川 健弥(国立病院機構兵庫中央病院呼吸器内科医師)
- 2、学生への健康教育・ポスター掲示(有症状受診の勧奨):大阪市保健所職員
- 3、患者発生時の患者支援および接触者健診の概要:大阪市保健所職員
2)行政機関との連携
3)結核対策および結核の基礎知識に関する確認および解説
4)業種別グループ討議
- 1、日本語学校関係者 座長:橋本先生、担当:大阪市の保健所職員等
- ・日本語学校における結核対策マニュアルの作成について
- ・健康管理担当者及び患者支援通訳担当者に対して、結核知識および対策に関する振り返り課題に
- 取り組んでもらう。
- 2、技能実習関係者 担当:大阪府健康医療部医療対策課 職員
- ・具体的な結核患者(疑い者を含む)発生時の対応等の行動計画案の作成
- ・外国人技能実習生のための結核対策マニュアルの作成に向けて
- 対象:
日本語学校関係者及び外国人技能実習関係者
保健師を含め、その他、外国出生結核患者支援に関わりのある方はオブザーバーとして 参加歓迎します。 - 申込:「参加申込書」にご記入のうえ、FAX(06-6948-5927)又はE-mail(opha@osaka-pha.or.jp)にて、
2月12日(水)までにお申し込みください。
主催:
公益財団法人大阪公衆衛生協会ストップ結核パートナーシップ関西
共催:
大阪府 大阪市
一般財団法人大阪府結核予防会
認定特定非営利活動法人ストップ結核パートナーシップ日本
大阪大学COデザインセンター
特定非営利活動法人 日本リザルツ(RESULTS Japan)
後援:
大阪大学医学系研究科国際未来医療学講座「国際医療センター」
協賛:
一般財団法人大阪府結核予防会
認定特定非営利活動法人ストップ結核パートナーシップ日本
協力:
株式会社 オカムラ 関西支社