第137回懐徳堂春季講座 日本の「怪」を語る
- 文化・芸術

この講座では、日本人が文学や社会のなかで語ってきた「怪」とはどのような性格をもつものなのかを、上田秋成の『雨月物語』や、民間に流布する昔話、伝説、さらには神話などを事例に問い直します。また、日本の「怪」を外国人がどう捉えたか、小泉八雲の『怪談』によって、日本文化の「怪」のかたちを相対化することを試みます。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2019年6月29日(土)
13時30分から15時00分まで
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会場 | 佐治敬三メモリアルホール |
定員 | 150名 |
主催 | 一般財団法人懐徳堂記念会 |
後援等 | 大阪市 |
問い合わせ先 |
一般財団法人懐徳堂記念会 http://www.let.osaka-u.ac.jp/kaitokudo/ |
日本の歴史や文学、昔話、伝説のなかでは、人間が恐れおののいた「怪」の現象世界がふんだんに描かれています。もちろん現代社会においても、メディアなどで頻繁に「怪」が取り上げられており、「怪」を語ることは、常に日本文化の一環を構成するということができるようです。この講座では、日本人が文学や社会のなかで語ってきた「怪」とはどのような性格をもつものなのかを、上田秋成の『雨月物語』や、民間に流布する昔話、伝説、さらには神話などを事例に問い直します。また、日本の「怪」を外国人がどう捉えたか、小泉八雲の『怪談』によって、日本文化の「怪」のかたちを相対化することを試みます。みなさまと一緒に、ごく身近なところにある「怪」の世界を考える企画としました。
■6月28日(金)13:30-15:00(受付12:50~)
「外国人が語る日本の怪―小泉八雲『怪談』の世界―」 遠田 勝先生(神戸大学教授)
■6月29日(土)13:30-15:00(受付12:50~)
「『雨月物語』の怪」 飯倉 洋一先生(大阪大学教授)
■6月30日(日)13:30-15:00(受付12:50~)
「循環する日本の妖怪文化」 佐々木 高弘先生(京都先端科学大学教授)
◆ 参加費(1回あたり):1,000円