異文化理解クラスター デンマーク人演出家による人形劇『Paradis』上映会
- 文化・芸術

デンマークにおいて絵本や演劇という媒体を通して描かれるフィクションの世界は、ちょっと語りづらいテーマについて、子どもと一緒に考えることを可能にする、重要な役割を担っています。 今回上映される『Paradis』(『パラダイス』)は、デンマーク人作家による絵本を元に制作された人形劇です。大阪大学外国語学部・デンマーク語専攻の学生たちが、授業を通して絵本の原作に触れ、リメイクされた人形劇の日本語字幕を制作しました。作品をご覧いただいた後は、「絵本から人形劇への越境」「デンマーク語から日本語への翻訳」等のテーマについて、翻訳に取り組んだ学生たちと共に語り合いたいと思います。日本語未翻訳・未上映の作品に触れられる貴重な機会です。ぜひ、ご参加ください。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2018年12月21日(金)
18時30分から20時00分まで
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会場 | 大阪大学21世紀懐徳堂スタジオ(大阪大学会館1階) |
定員 | 30名程度(事前申込不要、参加費無料) |
主催 | 大阪大学社学共創本部異文化理解クラスター |
後援等 | 協力:大阪大学21世紀懐徳堂 |
問い合わせ先 |
大阪大学21世紀懐徳堂 |
※チラシは こちら から
出演:
田辺欧(大阪大学大学院言語文化研究科 教授)
さくらこりん(一般社団法人KIO)
大辺理恵(大阪大学大学院言語文化研究科 特任講師)
進行:
肥後楽(大阪大学21世紀懐徳堂)
上映作品:Paradis 『パラダイス』(原作:Kim Fupz Aakeson)について
これはある葬儀屋さんのお話。亡くなった人たちの手入れをして、彼らがお葬式へと向かう準備をする葬儀屋さん。仕事が終わると家に戻り、お決まりのTV 番組にお決まりの夕食。毎日をきちんと淡々と過ごしていく葬儀屋さん。ただ彼には誰にも知られていない秘密がありました。彼は亡くなった人たちと会話ができるのです。ある日、彼はあまりにも若くして亡くなってしまった女の子の手入れをします。彼女はあまりにも若かったので、この世でやりたかったことを次々に葬儀屋さんに話します。葬儀屋さんは彼女を慰めるために言います、「パラダイスで自分の夢を叶えることもできる」と。その日から葬儀屋さんの淡々とした毎日が少しずつ変わり始めます。彼が「パラダイス」と呼んだその場所は、本当はどこにあるのでしょうか?
大阪大学社学共創本部 異文化理解クラスターとは
2017年、日本とデンマークの外交関係樹立150 周年を機に、日本とデンマークの関係の深化に貢献すること、さらに、デンマーク・日本の2国間交流に限定することなく、異分野異文化交流が何をもたらし、これからの社会にどのように役立つのか、グローバルな観点から社会を考える場を創出し、地域社会におけるグローバル意識の醸成を促進することを目的として結成されました。