COデザインカフェ ドキュメンタリー映画で学ぶ社会課題と惑星思考 vol.10 『それでも僕は帰る』
- 文化・芸術

今回のCOデザインカフェは、「ドキュメンタリー映画で学ぶ社会課題と惑星思考 vol.10」。 映像作品(主にドキュメンタリー)を通して社会課題を惑星規模で捉えてみようという実験的な試みです。 社会課題とは何かを知りたい方、惑星思考を身につけたい方、ドキュメンタリーや映画に関心のある方はぜひ参加してください。 今回鑑賞する作品は、『それでも僕は帰る』(監督:タラール・デルキ、2013年)です。 独裁政権から民主化を勝ち取ろうと立ち上がった人びとが、シリア内戦といわれる泥沼の戦闘状態にどのように至るのかが描かれています。 作品はひとりの若者に焦点を当てて進みます。 街が廃墟と化すほどの戦闘状態のなかで苦悩し、葛藤し、そして親しい人々を失っていく彼の姿を通して、社会とは何かを考えたいと思います。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2018年10月25日(木)
18時10分から21時00分まで
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会場 | 豊中キャンパス全学教育総合棟I 3階 341号室 COデザインスタジオ |
主催 | 大阪大学COデザインセンター |
問い合わせ先 |
大阪大学COデザインセンター 特任講師 山森裕毅 http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/co/2018/000497.php |
COデザインカフェ ドキュメンタリー映画で学ぶ社会課題と惑星思考 vol.10 『それでも僕は帰る』
■ 申し込み不要、入退場自由、飲食可
■ カフェマスター:山森裕毅(COデザインセンター特任講師)
■ カフェマスターからのメッセージ:
私たちは自分たちが被る苦しみを自分のせいにしたり、特定の誰かのせいにしたりする考え方に慣れています。
しかし私たちが被る苦しみのなかには、自分のせいでも誰かのせいでもなく、社会の構造や変化、歴史的経緯に由来するものもあります。
たとえば貧困や難民問題、さまざまな種類の差別の問題などがそれです。
そうした社会から被ることになる苦しみはSocial sufferingと呼ばれます(参照:アーサー・クラインマン他、『他者の苦しみへの責任』、みすず書房)。
この企画では4本のドキュメンタリー作品を取り上げて、ソーシャル・サファリングの観点を学びたいと思います。
自分や誰かに苦しみの責任を背負わせてしまう癖のついてしまった頭をほぐし、自分たちと社会のつながりを見つめ直す機会になれば幸いです。
■ プログラム:
18:10~18:20 導入
18:20~19:50 上映(約90分)
10分休憩
20:00~21:00 対話