高田郁×鈴木敦子公開対談「近世呉服商経営のダイナミズム 〜ただ金銀が町人の氏系図になるぞかし」

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高田郁×鈴木敦子公開対談「近世呉服商経営のダイナミズム  〜ただ金銀が町人の氏系図になるぞかし」

人気時代小説作家・高田郁氏(『あきない世傳 金と銀』、「みをつくし料理帖」シリーズ、『銀二貫』等)と、大阪大学大学院経済学研究科の経営史研究者・鈴木敦子氏による公開対談を行います。

カテゴリ 文化・芸術
日時 2017年2月26日(日) 13時30分から15時15分まで
会場 大阪大学会館 講堂(豊中キャンパス)
主催 大阪大学21世紀懐徳堂
申し込み窓口 大阪大学21世紀懐徳堂
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/events/2017/takadakaoru
問い合わせ先 大阪大学21世紀懐徳堂

人気時代小説作家、 高田郁氏の作品の根底を支えているのは、入念な取材に基づく時代考証ですが、人情味あふれる物語展開に引き込まれ、随所に散りばめられた江戸期の社会、風俗、経済などの微に入り細をうがつ描写は、読者に見過ごされがちです。

この日の前半は、江戸幕府の経済政策に翻弄されながらも、それを商機と捉える呉服商のダイナミックな経営実態を学術的に解き明かそうとする経営史研究者・鈴木敦子氏の視座から、物語の素材となっている豊富な経営史実の幾つかについて、新発見を交えながら紹介する公開講座です。

後半は、『あきない世傳 金と銀』で、商家にとっての無形の資産“暖簾という信頼“を丹念に描き続ける作家・ 高田氏と、研究者・鈴木氏による公開対談となります。創作や研究の醍醐味について、お二人に大いに語っていただきます。この日ならではの裏話が飛び出すこと間違いなしです。みなさまのご参加をお待ちいたします。


高田郁×鈴木敦子  公開対談

「近世呉服商経営のダイナミズム 〜ただ金銀が町人の氏系図になるぞかし」

日時/2017年2月26日(日) 13:30〜15:15 (13:00受付開始)

会場/大阪大学会館 講堂(豊中キャンパス 豊中市待兼山町1-13)

定員/300名(要事前申込・先着順)

参加費/無料

出演/高田郁(作家)、鈴木敦子(大阪大学大学院経済学研究科助手)、進行:水野晶子(毎日放送アナウンサー)

【プログラム】

13:30 開会

13:35 公開講座「空前絶後の大安売り -三井越後屋改鋳奮戦記-」鈴木敦子

14:20 休憩

14:30 公開対談「買うての幸い、売っての幸せ。あきない戦国時代の商人の心意気!」高田郁、鈴木敦子 進行:水野晶子

15:15 終了

■申込期間/2017年1月30日(月)11:00から

※それ以前の申込はお受けできませんのでご注意ください。定員に達し次第、締め切ります。

■申込方法/

(2017.2.10 9:00 定員に達しましたので締切ました)

■当日はご来場順で入場いただきます。未就学児の同伴はご遠慮ください。

【プロフィール】

●高田郁 (高はハシゴダカ) (作家)

兵庫県宝塚市生まれ。中央大学法学部卒業。1993 年、集英社レディスコミック誌『YOU』にて、漫画原作者(ペンネーム・川富士立夏)としてデビュー。2008 年、小説家としてデビューする。著書に「みをつくし料理帖」シリーズ、『出世花』『蓮花の契り—出世花—』『あい—永遠に在り—』『銀二貫』『晴れときどき涙雨—髙田郁のできるまで—』『ふるさと銀河線—軌道春秋—』などがある。

●鈴木敦子(大阪大学大学院経済学研究科助手)

専門は経済史・経営史。「木綿問屋長井家江戸来状群における店則『店掟之事』 -長谷川家・中井家・杉本家との比較を交えて-」(2015 年)、「呉服商奈良屋杉本家佐倉店の経営 -近世期における『仕切帳』を中心に-」(2013年)、『近江日野の歴史 7』(分担執筆 2012 年)など。近世期の呉服商研究において、大阪大学で随一の研究者。企業史料協議会のくずし字研究会講師を務める。

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