二頁だけの読書会vol.10「あなた」と「私」を結ぶもの-新たな人のつながりを生み出す〈経験の継承〉を考える

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二頁だけの読書会vol.10「あなた」と「私」を結ぶもの-新たな人のつながりを生み出す〈経験の継承〉を考える
カテゴリ 文化・芸術
日時 2017年12月8日(金) 14時45分から16時45分まで
会場 筑波大学東京キャンパス文京校舎 119講義室(東京都文京区大塚3-29-1)
定員 30名
主催 大阪大学経営企画オフィス URA部門、筑波大学人文社会国際比較研究機構(ICR) 、筑波大学URA研究戦略推進室
後援等 共催:大阪大学出版会、株式会社りそな銀行   協力:大阪大学クリエイティブユニット
申し込み窓口 http://www.ura.osaka-u.ac.jp/ssh/2pages10.html
問い合わせ先 大阪大学経営企画オフィス URA部門「二頁だけの読書会」事務局

http://www.ura.osaka-u.ac.jp/ssh/2pages10.html

二頁だけの読書会―見開きからはじまる、知への旅

本のとある見開き二頁をきっかけに、研究成果を参加者のみなさんと分かち合い、学び合うプログラムです。これまで大阪で9回開催し、ご参加いただいた方々より大変ご好評をいただいておりましたが、今回、大阪大学・筑波大学とのコラボにより初めて東京で開催します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

vol.10 「あなた」と「私」を結ぶもの -新たな人のつながりを生み出す〈経験の継承〉を考える

ゲスト:木村 周平(筑波大学人文社会系 助教)

林 葉子(大阪大学大学院文学研究科 招へい研究員)

ゲストは、トルコのコジャエリ地震について研究する文化人類学者の木村周平さんと、近代日本の公娼制度と廃娼運動について研究するジェンダー史学者の林葉子さんのお二人です。現代のトルコにおける地震の被災者と、近代日本の公娼制度下の娼妓が、それぞれに経験した苦しみはまったく異質なものですが、その「あなた」の受難に「私」はどのように向き合えば良いのかという問いは、共通しています。人は、苦しむ他者と、どのようにつながることができるのか--現代日本を生きる私たちの問いとして、〈経験の継承〉が一つのキーワードであるお二人の本それぞれの二頁を手がかりに、参加者の皆さんと一緒に考えます。

日時:2017年12月8日(金)14時45分〜16時45分(開場14時30分)

会場: 筑波大学東京キャンパス文京校舎 119講義室(東京都文京区大塚3-29-1)

参加費:無料

定員:先着順30名(要事前申込、定員になり次第受付〆切)

事前申込方法:以下のページから先着順で申込を受け付けます。

http://www.ura.osaka-u.ac.jp/ssh/2pages10.html

◎本の紹介

『新しい人間、新しい社会--復興の物語を再創造する』

清水 展・木村周平 編著、京都大学学術出版会、2015年

(本の概要)

「世界各地の現場を知り、災害に強い社会への「復興」を探る」と銘打たれた「災害対応の地域研究」シリーズの一冊。国内外での現地調査を通し、災害から長い時間を経た後に何が起きているのかを明らかにし、そこから日本での災害復興をどう捉え直せるのかを考察する。

『性を管理する帝国-公娼制度下の「衛生」問題と廃娼運動』

林 葉子(著)大阪大学出版会 、2017年

(本の概要)

日本における公娼制度とその存廃をめぐる議論の歴史を、徹底的な史料の裏付けのもとに再検討、世界史的な視野から捉え直す。近代公娼制度が帝国の軍隊を維持するための性病対策であったことを重視し、それに関する「衛生」論が、家族観の時代的変遷と共に、階層を問わず当時の人々に広く浸透していった経緯を明らかにした。

本企画は、大学の研究者が参加者の方々とのコミュニケーションを通じて、研究上の発想を柔軟にしたり新たな研究アイデアを生み出すことを期待し、文部科学省「研究大学強化促進事業」の一環として実施するものです。また、筑波大学の「人文社会系研究発信月間」行事にも位置づけられています。

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