国際シンポジウム「公的部門における法の担い手のあり方と行政法・行政法学」
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公的部門を行政過程に即して、制度設計(立法)における法の担い手と執行・不服審査における法の担い手に分けた場合、制度設計は主として中央のエリート官僚が担っており、法適用及び執行と不服審査は主として地方自治体の公務員が担っていると想定される。それぞれの過程における法の担い手について、国際比較、歴史的分析、中央と地方の比較を行い、公的部門の法の担い手はどのようなキャリアを有する者か、法曹資格を有する者とそれ以外の者の役割分担と協働の仕方を論じる。また、それぞれの国における法の担い手に関する仕組みが当該国における行政法・行政法学に与えうる影響を考察する。
カテゴリ | その他 |
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日時 |
2017年2月18日(土)
10時00分から19時20分まで
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会場 | 大阪大学基礎工学国際棟 シグマホール(豊中キャンパス) |
定員 | 100名 |
主催 | 大阪大学大学院法学研究科公的部門科研事務局 |
申し込み期限 | 2017年2月10日(金) |
申し込み窓口 |
大阪大学大学院法学研究科公的部門科研事務局 |
問い合わせ先 |
大阪大学大学院法学研究科公的部門科研事務局 |
「公的部門における法の担い手のあり方と行政法・行政法学」
【日 程】平成29年2月18日(土)10時~19時20分
【場 所】大阪大学豊中キャンパス基礎工学国際棟 1階 シグマホール
【使用言語】日英同時通訳
【プログラム】
10:00 開会
10:10-11:50 【第1セッション】公的部門における立法と法律専門家
①Jan Ziekow(シュパイヤー行政大学院教授、ドイツ)
「公的部門における法律専門家:官庁の立法過程における役割と影響
―EU、特にドイツの経験―」
②Gavin Drewry(ロンドン大学名誉教授、イギリス)
「イギリスの中央政府における法律専門家
―ジェネラリストの官僚文化の軸としての専門家」
③阪田雅裕(元内閣法制局長官)
「日本の法令の立法過程」
④倉田哲郎(箕面市長)
「日本の地方公共団体における立法過程と法律専門家」
11:50-12:00 討論
12:30-14:00 昼休憩
14:00-15:00 【第2セッション】公的部門における法律専門家の採用と大学教育
⑤三阪佳弘(大阪大学教授)
「近現代日本の『法学部』と行政官任用・法曹資格試験」
⑥折登美紀(福岡大学教授)
「ドイツの公的部門における法律専門家と大学教育」
⑦田中孝和(姫路獨協大学准教授)
「イギリスにおける公務員採用・法曹養成と大学教育」
⑧竹中 浩(大阪大学教授)
「ロシアの法学教育と公務員養成」
15:00-15:25 討論
15:25-15:40 コーヒーブレイク
15:40-16:55【第3セッション】公的部門における法の適用・執行と法律専門家
⑨青山竜治(京都市行財政局総務部法制課法規係長)
「政令市における法の適用・執行過程と法律専門家」
⑩松浦弘明(豊中市総務部法務・コンプライアンス課法務係長)
「豊中市職員に求める法的素養について」
⑪南川和宣(岡山大学教授)
「日本の地方自治体における法律専門家の役割」
⑫北村和生(立命館大学教授)
「フランスの地方自治体における法律専門家」
⑬高橋明男(大阪大学教授)
「ドイツの公的部門における法の適用・執行と法律専門家」
16:55-17:20 討論
17:25-18:10 【第4セッション】公的部門における不服審査と法律専門家
⑭佐藤英世(東北学院大学教授)
「日本の地方自治体における不服審査体制と法律専門家」
⑮恩地紀代子(神戸学院大学教授)
「ドイツの州レベルにおける不服審査と法律専門家」
⑯佐伯彰洋(同志社大学教授)
「アメリカの行政不服審査制度―行政法審判官の役割―」
18:10-18:25 討論
18:25-19:15 総括討論
19:20 閉会
19:20-21:00 レセプション