適塾記念センター特別セミナー「細い橋~オランダ国立博物館所蔵品が語る日蘭関係史」
- 文化・芸術

カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2016年10月12日(水)
18時30分から20時00分まで
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会場 | 文法経本館2階大会議室(豊中キャンパス) |
主催 | 適塾記念センター |
後援等 | EUインスティテュート関西 |
申し込み窓口 |
事前申込み不要 |
問い合わせ先 |
松野明久(大阪大学適塾記念センターオランダ学研究部門/国際公共政策研究科) |
「細い橋~オランダ国立博物館所蔵品が語る日蘭関係史」
講演:ヤン・デ・ホント氏、メンノ・フィツキ氏
(オランダ国立博物館歴史部門研究員)
コメンテーター:古谷大輔准教授
(大阪大学適塾記念センターオランダ学研究部門/言語文化研究科)
日時:2016年10月12日(水)午後6時半~8時
場所:大阪大学豊中キャンパス 文法経本館2階大会議室(文学研究科)
☆どなたでも参加できます。講演は英語で行われ、日本語訳がつきます。
好奇心、賞賛、ときに誤解、不信感。日蘭関係史を彩る心情はさまざまである。江戸時代、オランダは貿易を許された唯一の西洋の国であった。しかし、太平洋戦争中、オランダは日本の敵国となり、オランダ領東インド(現在のインドネシア)は占領下におかれ、オランダ人は抑留所に入れられた。そして戦後、両国の関係はゆっくりと改善に向かった。
アムステルダムにあるオランダ国立博物館所蔵の品々はこうした両国の関係を映し出す。例えば、歴代のオランダ商館長の名前と来航した貿易船の数を記した漆のプレート、オランダの国章(ライオンの紋章)を刻印した小判、オランダのデザインが描かれた日本製の陶器、アムステルダムにある第二次大戦犠牲者の碑に天皇が捧げた花輪のリボンなどがそうである。
今回それらが一冊の本となって出版された。題名は「細い橋(A narrow bridge)」。講演では、執筆者である同博物館歴史部門研究員の二人が、日蘭関係にまつわる品々に解説をほどこしながら、400年を越える両国の交流を描き出す。
講演者ヤン・デ・ホント氏はメイメーヘン大学で歴史を学びオランダ文化に見られるオリエンタリズムについての論文で博士号を取得。2007年からオランダ国立博 物館研究員。メンノ・フィツキ氏はライデン大学とオックスフォード大学で日本学を学び、1997年から同博物館研究員を務めている。
2人の近著にJan de Hond and Menno Fitski, A narrow bridge - Japan and the Netherlands
from 1600, Nijmegen: Uitgeverij Vantilt, 2016. がある。
問い合わせ:
松野明久(大阪大学適塾記念センターオランダ学研究部門/国際公共政策研究科)
電話:06-6850-5646(研究室)
Email: matsuno@osipp.osaka-u.ac.jp