ナカノシマ大学寄席「落語ワールドの言葉遣い ー役割語の働きー」
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- 文化・芸術

笑って楽しむものという印象の強い上方落語は、単なるフィクションだと思われがちだ。確かに落語には面白くするためのデフォルメや虚構が入り乱れているけれど、そのディテールを慎重に読み解けば、街の人々の生活や精神世界、歴史の実相が垣間見えたりする。ナカノシマ大学寄席では、そんな落語の持つ意外な深みに、大阪大学の教授陣がスポットを当てる。落語の「こんな楽しみ方」を紹介する、「寄席」であり「大学」なのだ。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2016年12月14日(水)
19時00分から21時00分まで
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会場 | 大阪大学中之島センター 佐治敬三記念ホール |
定員 | 180名 |
主催 | ナカノシマ大学事務局 |
後援等 | 共催/大阪大学21世紀懐徳堂 |
問い合わせ先 |
ナカノシマ大学事務局 http://www.nakanoshima-univ.com/ |
たかが「寄席」、されど「大学」。ありそうでなかった笑いと学びの120分。
「落語ワールドの言葉遣い ー役割語の働きー」
落 語/林家花丸 桂三四郎
トーク/金水 敏(大阪大学大学院文学研究科教授)、 高島幸次(大阪天満宮文化研究所)
落語は登場人物の特徴的な言葉遣いによって、その人物の性別・年齢だけでなく職業や教養の程度、さらには立ち居振る舞いまでもが思い浮かべられる話芸だ。
こうした特定の人物像をイメージさせる特徴的な言葉づかいを、「役割語」として定義し研究しているのが大阪大学の金水敏先生。近年は中国人をイメージさせる「アルヨことば」など、外国人を印象づける言葉まで視野に入れた研究を進めている。
この役割語について、落語を聴きながら楽しく学ぼうというのが今回のテーマ。登場するのは林家花丸さんと桂三四郎さん。花丸さんが披露する「ナイモンガイ」は、古典落語「無いもん買い」の改作で、初演時からその改作ぶりが大きな話題に。一方、桂三四郎さんの「MOMO」も古典落語「桃太郎」をアレンジ。おなじみの昔話に突っ込みを入れる場面で役割語が大活躍する。
2席に大笑いした後には、髙島幸次先生の進行のもと、金水先生が落語と役割語の関係を解説。花丸さんや三四郎さんから演じ手ならではの裏話が聴けるかも!?
日 時/2016年12月14日(水)7:00PM〜9:00PM頃(開場6:30PM〜)
会 場/大阪大学中之島センター 佐治敬三記念ホール
受講料/2,500円
定 員/180名(申込先着順)
申 込/WEBフォームから→ ナカノシマ大学事務局
ご参加までの流れ/お申し込み→ 受講ハガキ発送→ 当日精算
主 催/ナカノシマ大学事務局
共 催/大阪大学21世紀懐徳堂