声フェス「伝統芸術の現代化」展覧会
- 文化・芸術

大阪大学文学研究科主催〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭プログラムのひとつ「伝統芸術の現代化」プロジェクトは、今年度受講生が主体となって進めてきました。今年度のテーマを、神楽(かぐら)とし、2015年10月から実地研修とワークショップを行ってきました。そのプロセスと成果を公開する展覧会を実施します。展覧会Ⅰは昨年度までの講座をふまえた、能勢浄瑠璃と林文中舞踊団の記録を、展覧会Ⅱでは受講生の視点から神楽を切りとった展示を企画制作します。その他にもパフォーマンスやシンポジウムなどの関連イベントを開催いたします。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2016年2月4日(木)から2016年2月7日(日) |
会場 | イロリムラ(大阪市北区中崎1丁目4番15号) |
主催 | 大阪大学文学研究科 |
問い合わせ先 |
http://koefestradition.tumblr.com |
チラシは こちら から
大阪大学文学研究科主催 <声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声 芸術祭Ⅲ※(声フェス)>「伝統芸術の現代化」プロジェクトは、これまでいくつかの事例をもとに「伝統芸術の現代化」について取り組んできました。今回のテーマは、神楽(かぐら)です。地域社会の中で神楽がどのように継承され発展しているのかをリサーチするために、2015年10月から実地研修とワークショップを行ってきました。そのプロセスと成果を公開します。
この展覧会が「伝統芸術の現代化」プロジェクトの最終企画となります。声フェス3年間の集大成として過去の事例も含めて公開し、みなさんとともに伝統芸術にとって「真の現代化」とは何かを考える機会にしたいと思います。会場でお待ちしております。
【展覧会】
展覧会Ⅰ「伝統音楽とパフォーマンス -能勢と台湾-」
会場:イロリムラ・89α
テーマ:「伝統音楽の現代化」
概要:
昨年度までの講座をふまえた、能勢浄瑠璃と林文中舞踊団の記録の展覧会を開催いたします。能勢浄瑠璃は「大阪のてっぺん」能勢町にて約200年伝承されており、1998年には人形と囃子が新しく加えられました。昨年11月に招聘した林文中舞踊団(WCdance)は、伝統音楽である南菅と現代舞踊を結びあわせた『小南菅』のシリーズを上演し続けています。両者は伝統的な音楽と現代的なパフォーマンスを組み合わせた新しい表現での上演を行っています。2014年度の本芸術祭で扱った能勢浄瑠璃・鹿角座と林文中舞踊団の記録をもとにした展覧会を開催します。
展覧会Ⅱ「神楽マップ ー神楽と私ー」
会場:イロリムラ・cref(クレフ)
テーマ:「神楽と私」
概要:
神楽を個人的な視点から切りとります。地域社会の中で神楽がどのように継承され発展しているのかを理解するために行った実地研修とワークショップの記録を紹介します。また、神楽は地域によって多種多様な様相を持ち、個人の記憶や体験と密接に結びついているため、大阪を中心に他府県の神楽をリサーチした成果として体験者個人の記憶や写真・映像を公開します。
【関連イベント】
MOGURA KAGURAによる「オープニングライブ・KAGURA _koefes version」
日時:2月4日(木)20:00〜
会場:イロリムラ・プチホール
料金:無料
神楽を基に現代的なアプローチで作品を発表している演奏家やバンドのライブを、
展覧会オープン前日に行う。
Plant M + takayasu kaguraによる「祭礼2016 _koefes version 」のパフォーマンス
日時:2月5日(金)14:00/19:00、2月6日(土)14:00、
2月7日(日)11:00/14:00、
会場:イロリムラ・プチホール
料金:無料
出演:岸本昌也、高安美帆、受講生ほか
「伝統芸術の現代化_総括シンポジウム」
日時:2月6日(土)15:30
会場:イロリムラ・プチホール
料金;無料
出演;永田靖、樋口ミユ、高安美帆、ゲスト講師ほか
これまで声フェス「伝統芸術の現代化」で紹介した事例をもとに、伝統芸術にとって
「真の現代化」とは何かを問う総括シンポジウム。
※今年で3年目となる大阪大学の芸術祭(「声フェス」)は、“Festival as research”をコンセプトにした「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアート・フェスティバル人材育成事業」として、芸術活動の核を担い得るコーディネーターやマネージャーの育成に努めています。