OSIPP公開講座/ FIELDOグローバル・エキスパート連続講座(25)「国連職員の人生計画・ユニセフの問題解決法」
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国連児童基金(ユニセフ)で30年間にわたって勤務され、国連フォーラムの共同代表も務めておられる久木田純氏をお招きし、国連職員のキャリアパスとコンピテンシー、及び世界の子どもの権利を守るユニセフの問題解決方法についてご講演いただきます。
カテゴリ | その他 |
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日時 |
2015年5月11日(月)
13時00分から16時10分まで
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会場 | 基礎工学国際棟セミナー室 |
主催 | 大阪大学OSIPP国連政策研究センター |
後援等 | 共催:大阪大学グローバルコラボレーションセンター |
問い合わせ先 |
大阪大学グローバルコラボレーションセンター http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/150511.html |
国連児童基金(ユニセフ)で30年間にわたって勤務され、
国連フォーラム
の共同代表も務めておられる久木田純氏をお招きし、国連職員のキャリアパスとコンピテンシー、及び世界の子どもの権利を守るユニセフの問題解決方法についてご講演いただきます。
※本講座は国際公共政策研究科が開講する「特殊講義(国連政策エキスパート・キャリア形成論)」を一般公開するものです。同科目を履修していない大阪大学の学生及び他大生、一般の方も参加可能です。(要申し込み)
国連職員の人生計画・ユニセフの問題解決法
講師:久木田 純
前ユニセフ駐カザフスタン事務所代表、国連フォーラム共同代表
件名を「5/11セミナー参加」として名前、所属を記載のうえ、 info@glocol.osaka-u.ac.jp までお申し込みください。当日参加も可能です。
講演概要
【第1部】「国連職員の人生計画」
一度きりの人生をぶれずに高い満足度をもって生きるには、明確な目標を持って、自分で自分の人生をデザインするしかない。世界のために働く国連職員をめざす若者は多いが、世界で通用するプロになるまでの道のりは遠い。特に国連専門職員のエントリー・レベルに達するには大学卒業から10年前後かかる。この道のりを粘り強くあゆみ、必要な能力を獲得しながら前へ進むには、自分の人生をみつめ、一生という長いスパンで計画を立て、自分を動機付け、結果を出していく必要がある。そのために人生計画がどう役立つのか、私の国連職員への道、国連職員としての30年を例に議論する。
【第2部】「ユニセフの問題解決法」
ユニセフは、世界中の子どもの権利を守り、基本的ニーズを満たし、子どもが持てる潜在能力を発揮できるような環境を整備する使命を持っている。そのため、気候変動や貧富の格差といった世界規模の問題から、各国の特殊な状況や問題の改善に対応する必要がある。ユニセフの問題解決アプローチについて、そのプログラミングのプロセス、政策アドボカシー、パートナーシップやファンドレイジングなどの側面から説明する。特に私自身の関わってきた世界ポリオ根絶事業や子どもの死亡率の低減、平和構築、トイレやカマドの普及などの具体例を使って紹介したい。
講師紹介
久木田 純(くきた じゅん)
西南学院大学文学部英語専攻卒業、シンガポール国立大学社会学部留学(ロータリー財団フェロー)を経て、九州大学大学院で教育心理学修士号取得,同博士課程進学。1985年外務省JPO試験に合格、翌年から国連職員としてユニセフ駐モルディブ事務所に派遣され、駐日事務所、駐ナミビア事務所、駐バングラデシュ事務所、ニューヨーク本部を経て、駐東ティモール事務所代表、駐カザフスタン事務所代表を歴任。2015年1月国連退官。1995~1997年,東京大学大学院医学系研究科および教育学部で非常勤講師。著書に『東ティモールの現場から~子どもと平和構築』(ソトコト新書,2012年)、共訳書に『マネジメント・開発・NGO~[学習する組織]BRACの貧困撲滅戦略』(新評論,2001年)。編著書に『現代のエスプリ~エンパワーメント』376号(至文堂,1998年)などがある。現在、国連フォーラム(unforum.org)共同代表、神戸大学大学院非常勤講師、(NGO)Climate Decision代表。
お問い合わせ
大阪大学グローバルコラボレーションセンター:
info@glocol.osaka-u.ac.jp