ベーゼンドルファー1920 演奏とお話vol.3 「大阪大学の2台のピアノ~三輪 郁さんを迎えて」
- 要申込
- 文化・芸術

開催第3回目を迎える、大阪大学21世紀懐徳堂のレクチャー・コンサート。今回は、国際的に活躍しているピアニスト・三輪郁を迎え、本学の伊東信宏教授がナビゲートします。大阪大学が所有する1920年製のベーゼンドルファー・ピアノ(豊中キャンパス/大阪大学会館 講堂)と、スタインウェイ・ピアノ(吹田キャンパス/大阪大学コンベンションセンター)を使用し、作品を弾き・聴き比べ、音楽史的・文化史的考察も加えたレクチャーを行います。
カテゴリ | 文化・芸術 |
---|---|
日時 |
2014年3月1日(土)
14時00分から16時00分まで
|
会場 | 大阪大学会館 講堂 (大阪府豊中市待兼山町1-13) |
定員 | 入場無料 (要事前申込/先着定員300名/全席自由) |
主催 | 大阪大学21世紀懐徳堂 |
問い合わせ先 |
大阪大学21世紀懐徳堂 |
定員に達したため受付を終了いたしました。多数のお申込みをいただきありがとうございました。
チラシは こちら から |
三輪郁さんは、高校卒業後に留学され、ウィーン音大で勉強されたピアニストです。音楽的にはウィーン 育ちとも言ってもよい音楽家で、ウィーン・フィルのメンバーなどが来日すると共演されることも多く、彼らの信頼の厚いピアニストです。私はそんな魅力も知 らずに聴いたのですが、一度でその日本人離れした音楽の、気取らない魅力にすっかり虜になりました。
伊東信宏 (音楽学者/大阪大学大学院文学研究科・教授)
プログラム
シューベルト:『楽興の時』より / F. Schubert: From ‘Moments musicaux’ Op.94, D.780
ラヴェル:マ・メール・ロワ(連弾版) / M. Ravel: Ma mère l'oye (for Piano Duet)
モーツァルト:キラキラ星変奏曲K.265/300e / W. A. Mozart: 12 Variationen über ein französisches Lied "Ah, vous dirai-je, maman", K.265/300e
リヒャルト・シュトラウス:『バラの騎士によるワルツ』 / R. Strauss: Der Rosenkavalie r (Arr. by O. Singer) Op.59
出演者プロフィール

三輪 郁 Iku Miwa ピアニスト
今、もっともウィーンの薫りを伝え得るピアニスト・三輪郁。三浦みどり、大島久子、ハンス・グラーフ、ヴォルフガング・ヴァッツィンガー、ハイン ツ・メディモレックらに師事。ウィーン国立音楽大学・大学院に学び、満場一致の最優秀で修了。イタリアのパルマ・ドーロ国際コンクールにて審査員全員一致 で第一位に選ばれた他、ドイツのドルトムント国際シューベルトコンクール等、入賞多数。ドルトムント・フィル、ドイツ・ハレ歌劇場管弦楽団をはじめ国内外 の著名なオーケストラや音楽家たちと数多く共演。ウィーン・フィルの首席奏者たちから絶大な信頼を得ている。 http://www.kojimacm.com/artist/miwa/miwa.html
©小島竜生
伊東信宏 Nobuhiro Ito 音楽学者/大阪大学文学研究科・教授
1960年生まれ。大阪大学文学部卒業、同大学院で学んだ後、リスト音楽院客員研究員、大阪教育大学教育学部助教授等を経て、大阪大学大学院文学研究科教 授。文学博士(大阪大学)。専門は東欧の音楽史、民族音楽学。著書に『バルトーク-民謡を「発見」した辺境の作曲家』(中公新書、1997年)、『中東欧 音楽の回路-ロマ・クレズマー・20世紀の前衛』(岩波書店、2009年)等。また編著書に『ピアノはいつピアノになったか?』(大阪大学出版会、 2007年)等がある。
大阪大学の2台のピアノ
◎ベーゼンドルファー・ピアノ ウィーンの老舗メーカーによる1920年製の楽器。低音が4鍵多く、豊かに響き、少しだけレトロな中高音域の個性とあいまって、独特の魅力を持つ。2011年より大阪大学会館で使用されている。 |
◎スタインウェイ・ピアノ 言わずと知れた現代のピアノのスタンダード。バランスの取れた音と明るい響きが特徴的。1996年にフルサイズより二回り小型のB型が吹田のコンベンションセンターに納入された。 |