伝統芸術の現代化:林文中舞踊団 WC dance『小南管Ⅱ』パフォーマンス&セミナー
- 要申込
- 文化・芸術

大阪大学文学研究科は昨年度より、アート・マネジメント人材育成プログラム<声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声>芸術祭を実施しています。今年度の芸術祭Ⅱの一環として「伝統文化の現代化」というテーマで舞台芸術を考えます。
カテゴリ | 文化・芸術 |
---|---|
日時 |
2014年11月30日(日)
14時00分から16時00分まで
|
会場 | 兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター |
主催 | 大阪大学文学研究科 |
後援等 | 共催=大阪大学コミュニケーションデザイン・センター、大阪大学国際公共政策研究科、大阪大学総合学術博物館/協力=兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)、大阪大学21世紀懐徳堂 |
問い合わせ先 |
アート・フェスティバル人材育成事業「伝統芸術の現代化」企画・運営委員会 |
伝統芸術は現代ではいろいろな意味合いを持っています。共同体のアイデンティティの核になれば、ナショナリズムの源泉にもなり、またポストモダンの時代の文化商品の素材にもなります。様々な形で現代化されていますが、高度に発達した科学技術や通信技術なしにはもはやあり得なくなっていると言っても過言ではありません。ここでは、伝統芸術は現代においてどのような姿をし、共同体とどのようにかかわっていくのか、台湾の林文中舞踊団の伝統芸術の現代化の実例をもとに考えたいと思います。
開催情報
日時=2014年11月30日(日) 14:00開演 (13:30開場)
入場料=無料 (要事前申込・全席自由) ※当日多数のお申込みにより混雑が予想される場合、13:00から整理券をお配りすることがあります。
会場= 兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター 大ホール(兵庫県尼崎市南塚口町3-17-8)
※往復ハガキでのお申込みは11月16日必着/※先着順で定員に達し次第、締切といたします/※未就学児童入場不可
①インターネット申込フォームは こちら
②往復ハガキの裏面に(1)氏名 (2)郵便番号・住所 (3)電話番号 (4)参加人数を明記し、復路側にはご自身のご住所と氏名をご記入の上、下記宛先までお送りください。
〒560-0043 豊中市待兼山1-5 大阪大学文学研究科 アート・フェスティバル人材育成事業 事務局 「小南官Ⅱ」係
【同日開催】
終演後(16:00頃~約1時間を予定)にセミナー「大阪大学連携事業「伝統芸術の現代化」vol.Ⅱ」を開催します。
出演=永田靖(大阪大学文学研究科教授)、林文中(WC dance)、 井口淳子(大阪音楽大学音楽学教授)
南管(なんかん)とは
中国・福建省南部の伝統音楽で、福建南部や台湾を中心に演奏される。語り物と器楽合奏の2つの形式を持つ、優雅な管弦編成による音楽。台南孔子廟雅楽の楽生を中心として編成された十三音や、民間人によって編成された太平歌などがある。管楽器と弦楽器に小形の打楽器を加え、銅鑼やシンバルなどの強烈な楽器を加えないことが特色。
出演者プロフィール
WCdance 林文中舞踊団
2008年、林文中により創設。『スモール』(2008)、『スモール・ソング』(2009)などでアジアと西欧のダンス技法を使いながら、純粋な動きの中に人間性を描くダンスの本質と可能性を探求している。この両作品はニューヨークの派フォーミング・アーツ表現者連盟(APAP)によって招待され、「バレエ・ダンス・マガジン賞」を受賞。2011年にはモダン・ダンスと伝統音楽を融合させた『小南管』を発表、伝統音楽を見事に再生させたと評された。2011年にアヴィニョン演劇祭、2012年にフェスティバル・トーキョーでも公演された。WCdanceのダンスは、伝統的な要素をモダンダンスと結びつけて、日常性の中の芸術の価値と言語や地域を超えた普遍性について再考させる力に満ちている。
林文中
台北芸術大學を卒業後、ユタ大学大学院修了。1991年よりTaipei Folk Dance Theatre(91-94)、Dance Forum Taipei(96-97)、Repertory Dance Theatre in Utah(93)、Bill T.Jones / Arnie Zane dance Company in New York(01-07)などに所属して、台湾、香港、ユタ、ニューヨークなどで広く活動している。2008年より台北でWCdanceを主宰。そのダンスは人間の体の親しさや感じやすさとともに、混じりけのない純粋さを探求している。
助成=平成26年度文化庁「大学を利用した文化芸術推進事業」「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアート・フェスティバル人材育成事業」