トークイベント「仮想の言葉、仮想の身体~ 役割語・ヴァーチャル方言・マンガ表現をめぐって ~ 」
- 文化・芸術

『ドラマと方言の新しい関係 ―『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまちゃん』へ』(笠間書院)、『コレモ日本語アルカ? ―異人のことばが生まれるとき』(岩波書店)、『〈役割語〉小辞典』(研究社)の刊行を受けて、編著者である金水敏、田中ゆかりと、マンガ研究のフロンティアを切り拓いてきた吉村和真の3人が、フィクションにおける言語や身体表現の機能について語り合います。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2014年11月2日(日)
14時00分から15時30分まで
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会場 | 紀伊國屋書店グランフロント大阪店 店内特設会場 |
定員 | 50名 |
主催 | 大阪大学大学院文学研究科・金水研究室 |
後援等 | 協力:大阪大学21世紀懐徳堂 日本大学国文学会 |
問い合わせ先 |
金水敏 kinsui@let.osaka-u.ac.jp http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Grand-Front-Osaka-Store/20141010115126.html |
プロフィール
1956 年大阪生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。日本語文法の歴史を研究する一方で、人物像と言語表現のステレオタイプな結びつきについて探求する「役割語」研究を創始した。主な著書・編書に『ヴァーチャル日本語役割語の謎』(岩波書店、2003)、『役割語研究の地平』(くろしお出版、2007)、『役割語研究の展開』(くろしお出版、2011)他。
1964年神奈川県生まれ。日本大学文理学部教授。揺れ動くことばを手かがりに、社会のなりたちを捉えたいと考えている。ヴァーチャル方言研究はその一環。関西人でもないのに「なんでやねん」とツッコむふるまいを「方言コスプレ」と命名。主な著書・共編著に『「方言コスプレ」の時代 ―ニセ関西弁から龍馬語まで』(岩波書店、2011)、『ドラマと方言の新しい関係 ―「カーネーション」から「八重の桜」、そして「あまちゃん」へ』(笠間書院、2014)他。
1971年福岡生まれ。京都精華大学マンガ学部教授。「マンガを読む」ことが日常になる歴史とそのことが人間の思考や価値観に与える影響を研究する一方、日本マンガ学会や京都国際マンガミュージアムなど、マンガ研究環境の整備に従事。主な共編著に『差別と向き合うマンガたち』(臨川書店、2007)、『複数の「ヒロシマ」―記憶の戦後史とメディアの力学』(青弓社、2012)他。