マチカネワニ化石発見50周年記念事業・大阪大学総合学術博物館2014年夏期特集展覧会「奇跡の古代鰐・マチカネワニー発見50年の軌跡ー」
- その他

本館所蔵マチカネワニ化石は、2014年5月3日で発見50周年を迎えました。さらに本化石は、国の登録記念物として登録するよう認められました。その発見の経緯や、Tomistoma machikanenseからToyotamaphimeia machikanensisへと学名が変遷してきたことを軸にした研究の歴史を解説します。さらに当博物館主導で行われた最新のマチカネワニ化石研究と現在進行中のプロジェクトの一部、他の研究機関にも拡がる研究の一端を紹介し、再発見のマチカネワニ化石およびその関連化石群を展示いたします。 マチカネワニのイメージを膨らませるしかけとして、古生物イラストレーターによる復元画、恐竜復元モデルの制作などで世界的に著名な海洋堂㈱による復元模型、京都造形芸術大学の教員や学生によるマチカネワニ・アート作品、そして本学2013年度課外研究奨励費採択プロジェクトの支援により本学学生が制作したレゴ®ブロック製のマチカネワニを展示します。いずれも研究成果に基づいた作品であり、大学博物館の学術的なクオリティを堅持しつつ、来場者が楽しみながら知的好奇心をも満たせる企画です。さらに、発見者・高村(旧姓・人見)功氏をはじめ、マチカネワニの発掘・命名・学術研究に携わった歴代研究者の生の声をVTRで紹介します。また、豊中市とも連携し、地元地域の住民にも参加いただける関連イベントも実施します。
カテゴリ | その他 |
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日時 |
2014年7月26日(土)から2014年8月30日(土) |
会場 | 大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館(〒560-0043 豊中市待兼山町1-20) |
主催 | 大阪大学総合学術博物館 |
後援等 | 共催:豊中市・豊中市教育委員会 協力:北海道大学総合博物館、京都造形芸術大学、兵庫県立大学自然・環境科学研究所、早稲田大学、大阪ECO動物海洋専門学校、大阪市立自然史博物館、きしわだ自然資料館、兵庫県立人と自然の博物館、和歌山県立自然博物館、島根県立三瓶自然館、栃木県立博物館、北九州市立自然史歴史博物館、近畿地学会、益富地学会館、パナソニック㈱、海洋堂㈱、大成モナック㈱、大阪大学21世紀懐徳堂 |
問い合わせ先 |
大阪大学総合学術博物館 http://www.museum.osaka-u.ac.jp/ |
大阪大学の至宝「マチカネワニ」が国の登録記念物になります。
開館時間:10時30分~17時 ※日曜・祝日休館 ※入場料:無料
展示構成
ゾーン1 マチカネワニの発見と研究史
Tomistoma machikanense から Toyotamaphimeia machikanensis への研究の変遷
ゾーン2 マチカネワニの兄弟たち
日本で産出したワニ化石を一堂に展示
ゾーン3 マチカネワニ研究者の肉声
マチカネワニ研究者へのインタビューをVTRで放映
ゾーン4 マチカネワニ・復元からアートへ
館員によるミュージアムトーク(展示解説)
※事前申込は不要です。
関連イベント:ワークショップ
※小学生は必ず保護者同伴のこと
8 月2日(土) 「ガチンコ化石調査体験! マチカネワニがいた時代の化石を発見しよう!!」 講師:渡辺 克典(きしわだ自然資料館) ・約50万年前にできた地層のかけらを割って、マチカネワニがすんでいた時代の生き物の化石をみつけましょう。この実習で使用する材料は、じっさい に豊中市内で発掘された、化石をふくむ泥層ブロック(おおむかしのドロがたまってできた地層を割ったかけら)です。君も貴重な化石の発見者になれるかもし れませんよ! |
8 月9日(土) 「世界に一つだけのマチカネワニを作ろう!」 講師:古田 悟郎(株式会社 海洋堂) ・当館で展示されているマチカネワニ・フィギュアを縮小した模型に、アクリル絵具を使って色を塗ってゆく体験教室です。海洋堂所属の作家さんに塗装のコツや技術を教えてもらいながらリアルに塗る、面白く塗るなど塗り方は自由で、気軽に参加できます。 |
8 月22日(金) 「レゴブロックでワニを作ろう」 講師:大阪大学レゴ部一同 ・レゴブロックを使って、ワニ作品を作ってみませんか? たくさんのレゴブロックパーツでオリジナルのワニを作ることができます! パソコンとつなげることで、作品を動かすこともできます。レゴブロックのスキルは問いません! 大阪大学レゴ部の部員が丁寧に教えます。 |
【申込方法】
・下記「申込先」宛にご応募ください。後日、当否の結果をはがきでお知らせいたします。