「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアート・フェスティバル人材育成事業 -〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭-」受講生(フェスティバル・フェロー)募集
- 文化・芸術

大阪大学大学院文学研究科では、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター、大阪大学大学院国際公共政策研究科、大阪大学総合学術博物館等と共催で、アート・マネージメント人材育成の一環として、「記憶」、「デモクラシー」、「個」をテーマにしたプログラム、「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアート・フェスティバル人材育成事業 -〈声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声〉芸術祭-」を昨年度より開催してきました。2年目となる本年度は7月から芸術祭を企画・実施いたします。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2014年5月14日(水)から2014年6月9日(月) |
会場 | 大阪大学他 |
定員 | 一般15名、学生5名 |
主催 | 大阪大学文学研究科 |
後援等 | 助成:平成26年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」 協力:21世紀懐徳堂 |
申し込み期限 | 2014年6月9日(月) |
問い合わせ先 |
大阪大学文学研究科アート・フェスティバル人材育成事業事務局 http://koefes.org/classify/ |
プログラム内容(実施予定月)
1. フェスティバルの理念と運営(7月、3月)
芸術祭の企画と運営のための理念と方法を、文化政策論、現代芸術論、美学、演劇史、音楽史などから多面的に講義する。7月5日(土)、6日(日)オープニング・セミナー開催。平成27年3月にはプログラム終了に際して総括的なシンポジウムを行う。受講生必修科目。
2.市民参加型演劇とアウトリーチ(9月、10月、12月、1月、2月)
大阪大学と吹田メイシアターが連携する「市民劇」のアウトリーチプログラムとして、吹田市内の小学校で演劇ワークショップを開催する。平成26年度は「実施し・効果検証し・説明責任を果たし、未知の観客を劇場へ連れて来る」人材育成を目指したプログラムを試行する。
近年、広範な社会領域で意義を求められている「AIR(アーティスト・イン・レジデンス)」と滞在作家の制作を通して、今日の「ジェネラリスト」に求められる海外のアーティストとの国際共同制作を体験する。フェスティバルのテーマに鑑み、地域とそこに関わる人々との関係の中で「声なき声(記憶)」を模索する2つのプログラムを連動させる。
4. 国際ワークショップ―芸術と公共性
(3月)
ドイツの演劇・パフォーマンス研究者を招き、ドイツの演劇・パフォーマンス研究者を招き、公共性における集団の形成のために芸術がどのように寄与できるのか、という観点から、ワークショップを行う。
5.レクチャー・コンサートの企画運営
(8月、10月)
平成25年度に行ったレクチャー・コンサート「ベーゼンドルファーを囲んで聴く:ハプスブルク周縁の響き」の発展形として、ピアノ四重奏を基本とする世界的室内楽団アンサンブル・ラロを招き、大学でしか行えないようなレクチャー・コンサートを開催する。
京都工芸繊維大学に所蔵されている土居次義氏の遺した膨大なノートを踏まえてリサーチ・セミナーを開催し、展覧会を実施する。その過程で、絵画資料の展覧会の企画と運営の手法について、専門家をお呼びして、土居ノートを展覧会に生かす方法について話し合い、理解を深める
7.サイトスペシフィック・アートと都市魅力創造
(7月、8月、10~1月)
「NAMURA ART MEETING'04-'34」及び「2014年度アートエリアB1鉄道芸術祭」において、イベントを企画制作する。関連企画の提案・実施を行い、近代産業の歴史文化の文化活用に関する考察、企業・大学・NPO等の異なる組織体による共同事業に関するアートマネジメントのプロセスの実践値を高める。
8. 伝統芸術の現代化
(9月、11月)
能勢町地黄城址における築城400年記念能勢浄るりシアター公演関連イベント制作と、台湾の伝統音楽「南管」を活用したダンスカンパニー林文中舞踊団の招へい公演を行う。能勢の伝統芸術の現代化と台湾の伝統芸術の現代化を企画制作にかかわりながら体験的に学習することで、伝統芸術にとって真の現代化とは何かを学ぶ。
募集要項
応募資格:18歳以上
演劇、音楽、美術、アート、パフォーマンス全般に興味があり、芸術関連諸機関等に在勤、あるいはこれらの職種への勤務を希望している方(年間プログラム終了後、年度の修了証を授与)
定員:一般15名程度、学生5名程度
受講料:無料
応募締切:2014年6月9日(月)17時必着
選考方法:応募者多数の場合は選考
選考結果:メールにて応募者全員に通知
提出書類:①履歴書 高校卒業以降の学歴と職歴。また特に選考のうえで役に立つと思うものがあれば具体的に記入 ②小論文「これからのアート・フェスティバルに期待するもの」について(800字程度)