荒唐無稽な伝承の読み方~歴史学と民俗学の狭間に(Handai-Asahi中之島塾)
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- 文化・芸術

「Handai‐Asahi中之島塾」は、2004年に大阪大学中之島センターが中之島の地に誕生したのを機に設けられた、朝日カルチャーセンターと大阪大学との共同講座です。朝日カルチャーセンターによる運営で、大阪大学が取り組んでいる研究の成果をわかりやすく紹介します。文化、歴史、芸術、理工系、医療関係など大阪大学が有している様々な分野から講師を招き、時には旬の話題のテーマなども取り上げます。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2014年4月12日(土)から2014年4月26日(土) |
会場 | 大阪大学中之島センター |
主催 | 大阪大学21世紀懐徳堂、朝日カルチャーセンター |
問い合わせ先 |
大阪大学21世紀懐徳堂 http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/handai-asahi |
日時:4 月12 日(土)、26 日(土)13:30~15:00
会場:大阪大学中之島センター
受講料:3,240円(全2回)
講師:髙島幸次(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招へい教授、大阪天満宮文化研究所研究員)
一読しただけでは、荒唐無稽な作り話としか思えない古伝承が各地に残っています。「そんなアホな!」と切り捨てるのではなく、その伝承を生みだした古代人の感性や知識に耳を傾けて謙虚に向き合えば、そこには実に豊かな史実が浮かび上がってきます。講座では、《ある日、突然に七本の松が生え、夜な夜な光り輝いた》という、大阪天満宮の「七本松伝承」を読み解くことによって、インド北部から西日本にまで広がる植生分布と、平安時代の宗教空間の持つ意味を明らかにします。これまで等閑にされてきた歴史学と民俗学の狭間を読み解くワクワク感をお楽しみください。