大阪大学ショセキカプロジェクト 『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』出版記念イベント開催!

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大阪大学ショセキカプロジェクト 『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』出版記念イベント開催!

2014年2月14日、『ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問-穴からのぞく大学講義』が出版されます。出版にあたって、紀伊國屋書店グランフロント店において、2月15日・2月23日・3月2日の3回にわたり、「ショセキカ」プロジェクトによる出版記念イベントを行います。イベントでは、阪大教員である執筆者や学生によるトークイベント、高校生による「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」プレゼンイベントなどのプログラムが予定されています。『ドーナツを穴だけ残して食べる方法越境する学問-穴からのぞく大学講義』では、大阪大学の多様な分野の研究者が、「ドーナツを穴だけ残して食べる」という一見矛盾した論題に各々のアカデミックな切り口から挑みます。イベントにおいて、「学問」をドーナツという身近なテーマで論じる本書の世界を、書籍とは違ったアプローチで多くの方に感じていただきたいと考えています。 大阪大学の「知の資産」を学生自らが「本」というメディアを通して伝えるショセキカプロジェクトに、どうぞご注目ください。

カテゴリ その他
日時 2014年2月15日(土)から2014年3月2日(日)
会場 紀伊國屋書店グランフロント大阪店
定員 20名(入場無料・先着順)
主催 大阪大学ショセキカプロジェクト
後援等 協力:大阪大学21世紀懐徳堂
問い合わせ先 大阪大学ショセキカプロジェクト TEL 06-6850-6985
http://www.celas.osaka-u.ac.jp/ourwork/shosekika

第1回 【『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』出版記念イベント】

2月15日(土)14:00~16:00

1 高校生と考える「ドーナツを穴だけ残して食べるには?」
2部 「ショセキカプロジェクトのあゆみ」~企画から本ができあがるまで

1部では、高校生や阪大生が書籍のテーマである「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」に挑戦!
一般来場者とショセキカ関係者(学生・教員・出版会)が投票でチャンピオンを決めます。
2部では、「ショセキカプロジェクト」の学生、教員、出版会のメンバーが、『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』の狙いと出版に至るまでの足跡を紹介します。

第2回 【執筆者対談イベント】ドーナツの穴から覗く学びの世界

2月23日(日)14:00~15:30

ゲスト:大久保邦彦(国際公共政策研究科教授)/瀬戸山晃一(未来戦略機構第一部門特任教授)

法の世界でドーナツの穴はどう定義されるのか?二人の法学プロフェッショナルが熱く語る。普段はなかなか見られない研究者の素顔や、本編の内容も覗けるチャンス!

第3回 【執筆者対談イベント】ネット社会で「2ちゃんねる」は謎を生み出す?

3月2日(日) 14:00~ 15:30

ゲスト:松村真宏(経済学研究科准教授)

「ドーナツの穴談義」は電子掲示板「2ちゃんねる」で生まれた!SNS社会の中で謎はいかにして発生し、広まるのか。そのメカニズムを解き明かす。

「ショセキカ」プロジェクトとは

20140215ショセキカプロジェクト 「ショセキカ」プロジェクトは、大阪大学の学生が阪大教員・大阪大学出版会と協力し、出版企画から制作、出版、販売までを実際に手がけるというプロジェクトです。また、大学出版会から学生主体で企画した本を出版するという非常に珍しい取り組みでもあります。

大阪大学では2012年度後期に基礎セミナー「本をつくる」を開講し、阪大出版会の協力のもと、学生が魅力的な書籍づくりを企画・提案し、阪大教員への執筆依頼、その後の広報・販売まで学生自身が全面的に関わるプロジェクト教育型科目に取り組んできました。受講生は多くの編集者や書店関係者、メディア関係者などからアドバイスを受け、自らのアイデアを実際に世の中に形あるものとして出し、社会に伝えるために必要なことを学んだ上で、阪大教員による魅力的な書籍のための企画作成に取り組んできました。

2013年月3月に『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』の出版が正式に決定し、基礎セミナー「本をつくる」を受講した有志の学生が、教員、大阪大学出版会とともに執筆依頼から編集、デザインや広報物の作成 まで、出版にまつわるあらゆる作業を行ってきました。今回出版される本書は、学生がその過程で体験した葛藤や成長と、大阪大学が擁する多彩な知が詰まっている一冊です。

『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』主要目次

第 0 章 ドーナツの穴談義のインターネット生態学的考察 (松村 真宏)
第 1 章 ドーナツを削る―工学としての切削の限界 (高田 孝)
第 2 章 ドーナツとは家である―美学の視点から「ドーナツの穴」を覗く試み (田中 均)
第 3 章 とにかくドーナツを食べる方法 (宮地秀樹)
第 4 章 ドーナツの穴の周りを巡る永遠の旅人―精神医学的人間 (井上洋一)
第 5 章 「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」と聞いて、あなたはこの命題から何を考えますか?
―ミクロとマクロから本質に迫る (杉田米行)
第 6 章 パラドクスに潜む人類の秘密―なぜ人類はこのようなことを考えてしまうのか? (大村敬一)
第 7 章 ドーナツ型オリゴ糖の穴を用いて分子を捕まえる (木田敏之)
第 8 章 法律家は黒を白と言いくるめる? (大久保邦彦)
第 9 章 ドーナツ化現象と経済学 (松行輝昌)
第10 章 ドーナツという「近代」 (宮原 曉)
第11章 法の穴と法規制のパラドックス
~自由を損なう自由をどれだけ法で規制するべきなのか? (瀬戸山晃一)
第12章 アメリカの「トンデモ訴訟」とその背景 (松本充郎)

(世界のドーナツ)モンゴル、インド、スペイン、アラブ、イタリア、ドイツ、アフリカ、ハンガリーなど

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