GLOCOLセミナー(110)「持続は地元学から」
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自然を畏れつつ、その恵みに感謝してきた、地域固有の風土と共にある暮らしは、常に、自然の持っている力を損なわずに、うまく使いこなし、引き出しながら、折り合いをつけ、暮らしてきた歴史なのです。先祖より、時の検証を経た智慧を、工夫しながら受け継ぎつつ。わたしたちは、そのわけを、読み解かねばなりません。目指すのは、人が元気で、自然も元気で、経済も元気な町や村をつくることにあります。
カテゴリ | その他 |
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日時 |
2014年1月9日(木)
16時00分から18時00分まで
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会場 | 大阪大学人間科学研究科本館41教室 |
主催 | 大阪大学グローバルコラボレーションセンター |
問い合わせ先 |
大阪大学グローバルコラボレーションセンター http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/140109.html |
講師:吉本哲郎・横尾ともみ(地元学ネットワーク)
※このセミナーは「環境問題への回路II:近代化と環境問題」、「環境問題への回路II実践演習」の公開授業です。
講師紹介
吉本哲郎(よしもと・てつろう)
地元学ネットワーク主宰。1948年熊本県水俣市生まれ。1971年宮崎大学農学部卒業後、水俣市役所に勤務し、90年代に水俣市役所環境課の課長として水俣の再生に尽力される。2006年からは水俣病資料館の館長を務めた。2008年に退職するまでに、「村丸ごと生活博物館制度」の創設など、水俣の再生と活性化を目指した数多くの取り組みを行った。なかでも、地元の人が主体となって地域を見直し、地域を活性化させる「地元学」を提唱し、その実践的活動は全国に広まっている。