責任ある研究・イノベーションのための国際シンポジウム

  • 要申込
  • place 吹田キャンパス
  • 科学・技術

 近年、研究不正や生命倫理、東日本大震災への対応をめぐって、研究者や研究集団の社会的責任が大きく問われるようになりました。また、途上国における適正技術のあり方や、研究支援者の役割なども重要になっています。「責任」をめぐって研究者や研究支援者を過度に萎縮させるのではなく、多様な関係者や市民を巻き込んだ自由な対話や連携による研究やイノベーションに対する未来志向のアプローチが試みられています。これを推進すべく、このたび、米国アリゾナ州立大学では責任あるイノベーションに関する国際的なネットワーク機関(VIRI)を設立し、Journal of Responsible Innovationという学術誌を新たに発刊する運びとなりました。  そこで、本シンポジウムでは米国、ドイツと英国から気鋭の研究者による講演をはじめ、日本からも現状や課題についての話題提供を行い、海外ゲストとのパネルディスカッションを通じて「責任ある研究・イノベーション」の今後のあり方について展望します。この主題でイベントが開催されることは日本でおそらく初めてであり、この国際シンポジウムを契機として、日本でも新たな研究者・関係者の協働や連携によって学際的な研究や実践が広がることを期待しています。

カテゴリ 科学・技術
日時 2013年12月16日(月) 13時30分から17時30分まで
会場 大阪大学吹田キャンパス銀杏会館3階阪急電鉄・三和銀行ホール
主催 大阪大学大学院医学系研究科医の倫理と公共政策学教室
後援等 共催:文部科学省科学研究費新学術領域研究「ゲノム支援」 協力大阪大学・京都大学「公共圏における科学技術・教育研究拠点」(STiPS)
申し込み期限 2013年12月13日(金)
問い合わせ先 大阪大学大学院医学系研究科医の倫理と公共政策学教室

http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/eth/Symposium20131216.html

【言語】 英語、同時通訳付き(日本語-英語)

【参加申込方法】以下のサイトをご覧の上、お申し込みください。

http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/eth/Symposium20131216.html

【プログラム】

(1)講演

1.Erik Fisher (Assoc.Professor, Arizona State University)
科学における社会技術連携:責任あるイノベーションのためのキャパシティビルディング
Socio-Technical Collaboration in Science : Building Capacities for Responsible

Innovation

2.Torsten Fleischer (Scientific Staff Member, ITAS, Karlsruhe)

3.Sally Randles (Senior Research Fellow, University of Manchester)
責任ある研究・イノベーションの制度化:大学の文脈

Institutionalising Responsible Research and Innovation: The University Context

4.TBA

5.加藤 和人(大阪大学大学院医学系研究科教授)
生物医学における責任ある研究活動

Responsible Conduct of Research in Biomedical Sciences

6.平川 秀幸(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授)
日本における責任ある研究とイノベーション:成長とこれからの課題
Responsible Research and Innovation in Japanese Context

: Achievements and Future Challenges

(2)パネルディスカッション

司会:吉澤 剛(大阪大学大学院医学系研究科准教授)
パネリスト:Erik Fisher, Torsten Fleischer, Sally Randles, 加藤和人, 平川秀幸
※シンポジウム終了後に懇談会(会費制)も開催する予定です。

詳細は こちら をご確認ください

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