大阪大学 中之島サイエンスカフェ「続・心臓―その働き者の秘密を探る」(ゲスト:高島成二さん)
- 科学・技術

人体は実に60兆に及ぶ細胞という単位でできています。たとえば肝臓は肝臓細胞が、腎臓は腎臓細胞がたくさん集まって出来上がっています。各臓器の細胞は分裂して数が増え、これらの器官の修復を行うことができます。たとえば肝臓の半分をとっても、1年もたたないうちにもとの大きさになります。また、みなさんがうけた傷も皮膚細胞の増加により自然とふさがります。これらはすべて分裂して増えた細胞の働きです。逆に増えることが止まらなくなった細胞ががん細胞です。ところが、生まれた直後から死ぬまで一回も分裂せず増えない細胞が体の中に1種類だけあります。それが心臓の細胞です。同じ細胞が分裂もせず一生働き続ける心臓には一体どんな秘密が隠されているのでしょうか。その秘密を解くことが心臓の病気を治す手掛かりになると考えられています。今回のサイエンスカフェは、昨年行われ大変好評だったテーマの続編として、ふたたび高島さんに話題提供をお願いします。初めての方はもちろん、去年参加なさった方にとっても新たな知見や考察のヒントを得られる場となるよう準備しますので、どうぞお楽しみに。
カテゴリ | 科学・技術 |
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日時 |
2013年10月10日(木)
18時30分から20時00分まで
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会場 | 大阪大学中之島センター |
主催 | 大阪大学 大型教育研究プロジェクト支援室 |
後援等 | 協力:大阪大学21世紀懐徳堂 |
問い合わせ先 |
大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室 http://www.lserp.osaka-u.ac.jp/info/20130904.html |
●ゲスト:高島 成二(最先端・次世代研究開発支援プログラム採択者/大阪大学 大学院医学系研究科 教授)
●ファシリテーター:川人 よし恵(大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室 URA・特任研究員)
●日時:2013年10月10日(木) 18:30~20:00 (開場は18:00)
●会場:大阪大学中之島センター
アクセスマップは こちら
●参加費:無料
●事前申込:不要
●今回のサイエンスカフェは、「最先端・次世代研究開発支援プログラム」で採択された研究課題のアウトリーチ活動として、実施するものです。
最先端・次世代研究開発支援プログラムとは、将来、世界の科学・技術をリードすることが期待される潜在的可能性を持った研究者に対する研究支援制度です。国の「新成長戦略(基本方針)」(2009 年12 月30日閣議決定)において掲げられた先端的研究開発を支援することにより、中長期的な国の科学・技術の発展を図り、国の持続的な成長と政策的・社会的課題の解決に貢献することが目的です。
研究課題「臓器特性を利用した心血管疾患治療標的の探索と臨床応用」(採択者:高島成二)
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