大阪大学社会経済研究所 第9回行動経済学研究センターシンポジウム「文化と経済」
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- 社会・政治・経済・法律

このたび、社会経済研究所では、標記シンポジウム『文化と経済』を下記により開催いたします。 本シンポジウムでは、第1回から行動経済学研究の最前線を具体例を用いて紹介してきました。 昨年は、行動経済学という人間行動の特性を前提にした地震対策のあり方を研究してきた一橋大学大学院経済学研究科の齊藤誠教授と日本大学経済学部の中川雅之教授の講演をもとに、震災への備えについてディスカッションを行いました。 第9回目となる今回のシンポジウムでは、文化や世界観の経済分析を行っておられる慶應義塾大学経済学部の大垣昌夫教授と日本文化や心の問題を研究されている京都大学こころの未来研究センターの内田由紀子准教授の講演をもとに、経済パフォーマンスの国際的な差の原因について、考えていきたいと思います。 多数ご参加くださいますようよろしくお願い申し上げます。
カテゴリ | 社会・政治・経済・法律 |
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日時 |
2012年8月22日(水)
18時00分から20時00分まで
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会場 | 大阪大学中之島センター 10階 佐治敬三メモリアルホール |
主催 | 大阪大学社会経済研究所、共催:大阪大学グローバルCOEプログラム「人間行動と社会経済のダイナミクス」、 行動経済学会 |
後援等 | 一般財団法人 アジア太平洋研究所(APIR) |
申し込み窓口 | https://www.iser.osaka-u.ac.jp/event/symp/app.html |
問い合わせ先 |
大阪大学社会経済研究所附属行動経済学研究センター http://www.iser.osaka-u.ac.jp/iser-rcbe/2012symp.html |
ある国でうまく機能している制度があったとしても、別の国ではうまく機能しないことが多々あります。それぞれの国は文化や慣行が異なるにも関わらず、グローバル化の進展で、世界中同じような経済制度の下で暮らしていく必要性が高まっています。私たちが当たり前と思っていることも、別の国では当たり前ではないことがしばしばあります。
例えば、子育てについての方法も、子供の将来にとって何がいいのかについてどのような信念をもつかで異なってきます。何事にも一貫した態度を取るべきだという価値観の国もあれば、自分の選好の一貫性をあまり重視しない国もあります。そうした考え方や文化の差が、国レベルの経済に大きな影響を与えている可能性があります。
本年のシンポジウムは、文化や世界観の経済分析を行っている
慶應義塾大学
の
大垣昌夫教授
と文化心理学の立場から日本文化や心の問題を研究している
京都大学
の
内田由紀子准教授
に講演とディスカッションを行って頂きます。