グローバルな支援とは何か~フェアトレード(公正な貿易)の仕組み~

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グローバルな支援とは何か~フェアトレード(公正な貿易)の仕組み~

国際協力とは、グローバルな社会に住む人々どうしが支援しあうことに他なりません。それでは私たちは外国にいる見ず知らずの人々をなぜ援するのでしょうか。そうした支援は私たちにとってどんな意味がるのでしょうか。本セミナーでは、国立民族学博物館の文化人類学者3名が講師となり、3回シリーズで、なぜいま「グローバルな支援」が必要なのか、どのような「国際協力」が可能なのかについて考えます。シリーズ第1回は、「買い物を通じた国際協力」といわれるフェアトレードを取り上げます。フェアトレードのチョコレートを購入することで、私たちはどのように途上国のカカオ生産者を支援することができるのでしょうか。ODA(政府開発援助)は、フェアトレードに対してどのような効果をもたらすことができるのでしょうか。そしてフェアトレードを通して、私たちとカカオ生産者との間にどのような関係が生まれるのでしょうか。これらの問題についてお話ししたいと思います。

カテゴリ その他
日時 2012年6月29日(金) 18時30分から20時30分まで
会場 JICA関西(神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2)
定員 先着50名
主催 JICA関西、国立民族学博物館(みんぱく)、大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)
申し込み期限 2012年6月28日(木)
問い合わせ先 セミナー事務局:国立民族学博物館(白川千尋・鈴木 紀)、当日連絡先:JICA関西(山本・武田)

http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/120629.html

参加: 無料(定員:50名、先着順)

事前申込み要

「参加申込」と件名に記入し、(1)お名前、所属、Eメールアドレス、(2)懇親会(21:00~)参加の有無を jicaminseminar@yahoo.co.jp までメールでお送り下さい。 (6月28日(木)締切)

発表者
鈴木 紀(すずき もとい)
国立民族学博物館・先端人類科学研究部・准教授。専門は開発人類学、ラテンアメリカ文化論。国立民族学博物館で機関研究「支援の人類学:グローバルな互恵性の構築に向けて」を実施中。中南米地域を中心にフェアトレードのカカオ生産者へのインパクトを研究している。主な研究に『ラテンアメリカ』(共編著、朝倉書店、2007年)、『フェアトレードを学ぶ人のために』(共著、世界思想社、2011年)などがある。

プログラム

18:15- 開場・受付
18:30- 講演
19:30- ディスカッション
20:30- 閉会
(21:00-JR難駅近くで懇親会を予定しています)

*本セミナーはJICA関西・国立民族学博物館(みんぱく)・大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)が共同で運営しています。国際協力を効果的に進めるためには、開発問題や途上国事情に詳しい研究者と国際協力事業の実務者との対話が必要です。本セミナーを通じて、研究者は実務の現場を知り、自身の研究の実践的価値を検討することが可能です。実務者は、日頃の自分の経験を振り返り、業務中に生じた疑問に対するヒントを見つけたり、包括的な立場から国際協力について考えることができます。

国際協力・研究に関心のある方なら、どなたでも本セミナーにご参加ください。国際協力・研究の「現場」に触れることができます。開発研究・地域研究・人類学に興味のある方、NGOスタッフ、コンサルタント、ボランティアとして国際協力の現場で活動している方など、多方面からのご参加をお待ちしています。

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