テクノロジーで貧困をなくそう 技術・大学・開発途上国をつなげるコペルニクの挑戦
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- 科学・技術

コペルニクの共同創設者である中村俊裕氏を招き、コペルニクの取り組みについて講義いただくとともに、大学との連携事例等についてもご紹介いただきます。世界の貧困問題に対し、大阪大学もしくは学生個人が何が出来るか考える機会となります。あわせて、中村氏のキャリアパスについても紹介いただき、学生のキャリア形成等についても議論していただきます。
カテゴリ | 科学・技術 |
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日時 |
2011年5月30日(月)
17時00分から19時00分まで
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会場 | 大阪大学工学部U2棟212号室 |
主催 | 大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL) |
後援等 | 共催:大阪大学OSIPP国連政策研究センター |
問い合わせ先 |
大阪大学グローバルコラボレーションセンター http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/110530.html |
貧困問題は現在地球上で最も深刻な問題の一つです。しかし、その問題を解決するのに、革新的なアイデアや手法が取り入れられることは非常に稀です。一方で、発展途上国向けに開発された革新的技術は巷に溢れ、数、種類ともに増加しています。
しかし、途上国側からしてみれば、このような技術が存在することすら知りません。技術保有者側からしてみれば、途上国のマーケットへのアクセスが非常に限られている上に、いくら安くとも、技術の価格が貧困層の手の出る範囲にまでは下がらず、結果的に行き詰ってしまうというのが現状です。このような問題を解決するために生まれたのが米国NPOコペルニク(Kopernik)です。コペルニクは、オンライン・マーケットプレースを通じてテクノロジーを所有する会社や大学、途上国の市民団体、そして一般市民の3者をつなげ、革新的な技術・製品を、発展途上国に波及させ、貧困の撲滅に向けて活動しています。
■ 参 加: 無料、事前申し込み要
(1)名前、2)所属、3)希望するセミナー名を記載のうえ、上記問合せ先メールアドレスへお申し込みください。当日参加も可能です。
■ 講師紹介: 中村俊裕(なかむらとしひろ)
NPO Kopernik 共同創設者。京都大学法学部卒。ロンドン大学政治経済学院(LSE)比較政治学修士。大学院卒業後、国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)ジュネーブ本部でのインターンなどを経てマッキンゼー東京事務所に勤務。その後国連開発計画(UNDP)東チモール事務所、インドネシア事務所、シエラレオネ事務所、ニューヨーク本部を経て、2010年、途上国の実情に適したテクノロジーの電子取引市場であるコペルニクを設立。