ベトナムでは、知的財産に関しては、かつては民法典と知的財産関連のデクレ（政令）によって規定されておりましたが、世界貿易機関(WTO)加盟のため、2005 年に「知的財産法」としてまとめられ、2007 年の同機関加盟後、更なる知的財産権保護の強化を目指し2009年には同法は改正されました。このように法制面においては制度化が進んでおりますが、エンフォースメントにおいては相当数の模倣品が問題になるなど課題が山積しており、これらの法整備が求められています。今回、ベトナムから知的財産専門家を迎え、日本側専門家と共に、国際的視点、比較法的視点から、現在のベトナムの法制・エンフォースメントの現状を（再）認識し、技術移転などによるベトナムのさらなる経済発展促進のために、今後どのような制度の整備を進めていくのが望ましいのかについて、共に考えることを目的として、次の要領で、本フォーラムを開催致します。ご参加をお待ちしております。

カテゴリ	その他
日時	2010年9月30日(木) 13時00分から18時00分まで
会場	大阪大学中之島センター
主催	財団法人比較法研究センター(KCLC)、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大阪大学知的財産センター(IPrism)、関西大学法科大学院
問い合わせ先	財団法人 比較法研究センター http://www.kclc.or.jp/files/JICA/2010vietnamosaka.pdf

＜議長＞

江口 順一 大阪大学名誉教授、弁護士

＜ベトナム側パネリスト＞ JICA 研修ベトナム知的財産権コース参加の知財専門家

Mr. Phan Huu Phu ベトナム特許庁(NOIP)リサーチ・トレーニングセンター職員

Ms. Pham Ngoc Hang ベトナム特許庁(NOIP) 法務・政策局 職員

Ms. Trang Thuy Hong ベトナム特許庁(NOIP)登録課 (ウィーン分類審査官）

Mr. Bui Van Sy 科学技術省 法制局 法務専門職員

Ms. Vu Thi Nhung ベトナム法務省、経済民事法制局、法律専門家

Ms. Do Thi Hanh ベトナム特許庁(NOIP) 国際協力課職員

＜日本側パネリスト＞

錦織 憲治 大阪大学知的財産センター 客員教授

久慈 直登 本田技研工業株式会社 知的財産部参与（日本ライセンス協会理事）

＜コメンテータ＞

辰巳 直彦 関西大学大学院法務研究科 教授

石那田隆之 未来総合法律事務所弁護士（日本ライセンス協会会員）

●プログラム：

13:00-13:20 開会挨拶

13:20-15:00 ベトナム側パネリストによる報告＜制度編＞（Mr. Phan Huu Phu、Ms. Pham Ngoc Hang）

15:00-15:10 休憩

15:10-16:10 日本側パネリストによる報告＜実務編＞（錦織教授、久慈氏）

16:10-16:30 休憩

16:30-17:30 日本側専門家によるコメント（辰巳教授、石那田弁護士）

17:30-18:00 質疑応答・全体討論

●使用言語 ：ベトナム語と日本語（逐語通訳）

●参加費 ：無料

●参加申込方法 ：

FAX（075-315-9930）又は電子メールにて、下記、①－③をご記入の上、９月１７日までに下記事務局までお申込み下さい。

① 氏名（ふりがな）

② 所属先・役職（会社、学校名等。英語表記もお願い致します）

③ 連絡先（住所、TEL・FAX番号、E-mail 等）

●事務局 ：

京都市下京区中堂寺粟田町93 京都リサーチパーク４号館（〒600-8815）

財団法人 比較法研究センター 高山、城崎（きざき）

ＴＥＬ： ０７５－３１５－９９２２

ＦＡＸ： ０７５－３１５－９９３０

E-mail to: kizaki@kclc.or.jp cc： takayama@kclc.or.jp

ＵＲＬ : http://www.kclc.or.jp/