亜使徒聖ニコライ列聖40年記念祭・記念講演会
- 文化・芸術

今年度から3ヵ年にわたって『亜使徒聖ニコライ列聖40年記念祭』が大阪と京都において開催されます。その皮切りとして、聖ニコライの翻訳協力者中井木莵麿師が主宰者であった漢学私塾『懐徳堂』をその前身の一つとする大阪大学共催で、記念講演会を実施。ぜひご参加く下さい。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2010年10月9日(土)
13時00分から16時00分まで
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会場 | 大阪大学豊中キャンパス文系総合研究棟301教室 |
主催 | 日本ハリストス正教会 |
後援等 | 共催:大阪大学文学研究科、懐徳堂記念会 |
問い合わせ先 |
大阪ハリストス正教会 |
亜使徒聖ニコライ列聖40年記念祭・記念講演会
「正教を説き明かす神の言葉~聖書・祈祷書類の翻訳」
2010年は、「亜使徒聖ニコライ列聖40年記念」の年であり、また、日本の正教会が自治協会となってから40周年の年です。この記念祭は「正教を説き明かす神の言葉~聖書・祈祷書類の翻訳」をテーマとしています。
「正教」は文字通り「正しい(Ortho)」「教え(dox)」であり、聖書や祈祷書の言葉はこの「正しい教え」を伝えています。聖ニコライは中井木菟麻呂という良き助手を得て、日本に来てから永眠するまで、この大切な「聖書や祈祷書」を日本語に翻訳しつづけました。「翻訳」は聖ニコライのライフ・ワークの一つでした。
中井木菟麻呂が大阪懐徳堂の出身の漢学者であったことから、懐徳堂記念会100周年記念を兼ねて、大阪大学の共催で「記念講演会」が行われます。アレクセイ・ポタポフ氏は、かつて東京大学にて「明治期日本の文化における東方正教会の位置および影響」という修士論文を執筆、殊にニコライ・中井の翻訳研究に造詣の深い方。彼等の翻訳事業を振り返り、その特徴、意義について講演されます。
また、大阪ハリストス正教会管轄司祭の水口神父により、大阪大学に所蔵されている中井木菟麻呂の日記から翻訳に情熱をかける聖ニコライの姿を浮き彫りにする講演も行われます。
【実施概要】
※事前申込不要、参加費無料。どなたでも参加できます。
・日時:10月9日(土)13時~16時
・会場:大阪大学豊中キャンパス文系総合研究棟301教室
・内容:懐徳堂子孫の中井木菟麻呂とニコライによる聖書翻訳を振り返る
・講演者:アレクセイ・ポタポフ(在ロシア日本大使館職員)
水口優明(大阪ハリストス正教会司祭)
・主催:日本ハリストス正教会
・共催:大阪大学文学研究科、懐徳堂記念会