独立を問う南部スーダン:住民投票のゆくえと人道支援
- その他

南部スーダンでフィールドワークを行ってきた研究者が6年間の暫定期間と住民投票の状況に関する分析の報告と、ジャパン・プラットフォームに参加して現地で人道支援を展開する日本のNGOが、その活動成果と今後の支援の展望を紹介します。また、住民投票の展望や人道支援の可能性について議論するパネルディスカッションを行います。
カテゴリ | その他 |
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日時 |
2010年12月18日(土)
14時00分から17時30分まで
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会場 | TKP大手町カンファレンスセンター EASTホール1 |
主催 | 大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)、ジャパン・プラットフォーム(JPF) |
問い合わせ先 |
大阪大学グローバルコラボレーションセンター http://www.glocol.osaka-u.ac.jp/research/101218.html |
2011年1月、南部スーダンでは、独立するか、統一スーダンの枠組みに残るかを問う住民投票が実施される予定である。もし、有権者の多数が独立を支持すれば、南部スーダンは主権国家として独立を達成することになる。
6年前の2005年1月、スーダン政府の政権党である国民会議党(NCP)とスーダン人民解放運動(SPLM)が包括的和平合意に署名した。これにより、22年間にわたるスーダン南北の内戦に終止符が打たれ、紛争で荒廃した地域の復興と平和構築にむけた取り組みが開始された。また、包括的和平合意により、南北にそれぞれの暫定政府がおかれ、6年間の準備期間をへたのちに、南部で独立を問う住民投票を実施することとなった。そして今、その6年間の暫定期間が終わろうとしている。
この6年間、日本を含めた国際社会は、南部スーダンの復興と平和構築のために、さまざまな人道支援を行ってきた。
このシンポジウムでは、はじめに南部スーダンでフィールドワークを行ってきた研究者が6年間の暫定期間と住民投票の状況にかんする分析を報告する。つづいて、ジャパン・プラットフォームに参加して現地で人道支援を展開する日本のNGOが、その活動成果と今後の支援の展望を紹介する。パネルディスカッションでは、住民投票の展望や人道支援の可能性について議論する予定である。
● 日 時: 2010年12月18日(土) 14:00~17:30
● 場 所:
TKP大手町カンファレンスセンター EASTホール1
(東京都千代田区大手町1-1-2 りそな・マルハビル18階)
● 参 加: 無料 、事前登録要(当日参加も歓迎いたします)
上記問合せ先へメールにて名前、所属、電話番号、Emailをご連絡ください。
● 主 催: 大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)、ジャパン・プラットフォーム(JPF)
プログラム
14:00-14:10 はじめに
14:10-14:40
第1部:包括的和平合意後のスーダンと住民投票(30分)
栗本英世(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)
14:40-15:25
第2部:南部スーダンにおけるNGOの人道支援(45分)
板倉純子(ジャパン・プラットフォーム)
齋藤雅治(ピースウィンズ・ジャパン)
河野 洋(難民を助ける会)
15:25-15:40 休憩
15:40-17:00
第3部:パネルディスカッション:住民投票の展望と人道支援の可能性
パネリスト
伊藤真理(ワールド・ビジョン・ジャパン)
栗本英世(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)
名取郁子(難民を助ける会)
渡邉恵子(国際開発高等教育機構(FASID))
17:00-17:30 質疑応答