SQALF(スカルフ)~大阪大学21世紀懐徳堂東日本大震災プロジェクト

SQALF

東日本大震災を受け、大阪大学教職員、学生はただちに行動を起こし、現地での救助活動や放射能被害への救援・調査などボランティア活動に駆けつけました。その現地調査結果や現状の研究成果を報告し、今後の指針となるべき情報を市民に報告するため、「大阪大学【緊急】シンポジウム」を開催しました。

シンポジウム当日はホールディスカッションにおいて、参加者の皆様から様々なご質問をいただきましたが、開催時間の都合上お受けしきれなかったご質問や、後日に質問が生じた場合の対応をお願いしたいなどの要望がありました。

そこで、震災に関する皆さんの質問に大阪大学の研究者が科学的見地から回答し、震災・復興関連をレクチャーする公開講座を経て、復興の未来へつなげてゆく「 SQALF(スカルフ) ~大阪大学21世紀懐徳堂 東日本大震災プロジェクト」を立ち上げました。

現在も、人間科学部などを中心として被災地での活動を継続しており、これからも大阪大学の学問・研究はさまざまな形で社会貢献していきます。

SQALFプロセス

Symposium:シンポジウム(2011年4月29日)

東日本大震災を受け、大阪大学教職員、学生はただちに行動を起こし、現地での救助活動や放射能被害への救援・調査などボランティア活動に駆けつけました。その現地調査結果や現状の研究成果を報告し、今後の指針となるべき情報を市民に報告するため、「大阪大学【緊急】シンポジウム」を開催しました。

大阪大学【緊急】シンポジウムについて

Q&A:質問を受付・回答(2011年6月~8月31日)

「大阪大学【緊急】シンポジウム」当日のホールディスカッションにおいて、開催時間の都合上お受けしきれなかったご質問や、後日に質問が生じた場合の対応について要望があり、大阪大学21世紀懐徳堂がメールで東日本大震災へのご質問等を受け付け、それに対する研究者の回答と併せて公開しました。

寄せられたQ&Aを見る

「第43回大阪大学21世紀懐徳堂講座」に期待することについてのご意見を見る

・Q&Aの主な回答者

上記の分野以外にも、震災や復興に関わるご質問にも可能な限り対応しました。

・本プロジェクトのコーディネーター:

永田 靖(文学研究科 教授)、望月正人(工学研究科 教授)、門村幸夜(産学連携本部 特任准教授)

Lecture:公開講座(2011年9月~12月)

数ある国立大学の中で、初めて総合的な公開講座を開いた大阪大学。つねに社会や人間を考えた「実学」の精神で講義を展開し、40年を超えて続いています。専門的な学問を分かりやすく、時事的なテーマに合わせて各講師が丁寧に90分間レクチャーする本講座の第43回には、"震災後の暮らしの安定と心の安心"とをテーマに実施しました。

「第43回大阪大学21世紀懐徳堂講座」の概要

「第43回大阪大学21世紀懐徳堂講座」サブテーマA.「震災と原発 -安心を築く」実施レポートを見る

「第43回大阪大学21世紀懐徳堂講座」サブテーマB.「復興の知 -暮らしと心」実施レポートを見る

関連情報

Future:これから、未来を考える(2012年3月~2013年3月)

2012年3月4日(日)、大阪大学の各分野の専門家が日本のこれからを提言、私たちの社会は、昨今の災害体験不況から如何に学び、いま、一人の市民として何ができるのか、大阪大学人がどのような”いまから”の日本を創る「英知」を差し出せるのか、”ここから”皆様と一緒に考え、発信するシンポジウムを開催しました。

大阪大学シンポジウム「日本、いまから・ここから」開催

2012年9月12日~12月19日には第44回大阪大学公開講座(「21世紀懐徳堂講座」から改称)において、“暮らしと科学技術の未来図”を共通テーマに、「これからのエネルギーを考える」、「暮らしと減災を考える」の2つをサブテーマとして、エネルギー問題・減災に関する15講座を開講しました。

大阪大学公開講座「暮らしと科学技術の未来図」実施レポートを見る

2013年3月10日(日)、「音楽の力、音楽の無力」と題し、大阪大学会館に導入されている1920年製のベーゼンドルファー・ピアノの演奏と、本学教員と外部専門家らとのトークからなる公開講座を開催しました。演奏とお話、厳選された作品群を通して、災害等があった際に音楽に何ができるのか、という問題にも触れながら、「音楽の力」について考えました。

ベーゼンドルファー1920演奏とお話vol.2「音楽の力、音楽の無力」実施レポートを見る

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