i-spot講座(2016年度後期)
大阪市と大阪大学が共同で市民のみなさまに提供する、アットホームな雰囲気の少人数制レクチャー。大阪大学の様々な分野の専門知識を生かして、市民の方との知的交流を促進し、地域社会の活性化につなげます。
開催講座一覧
松永 和浩(大阪大学適塾記念センター准教授)
日本人初のビール事業、小規模醸造所の叢生、巨大資本による近代的ビール工場の操業、日本初のビアホール・ビアガーデン、寡占市場の形成と挑戦、クラフトビールの躍進…。大阪は西洋文明の嗜好品の一つをいち早く取り入れ、製造・普及に邁進し、現在でも業界を牽引しています。このような意味において、日本ビール史上、大阪は重要な地位に位置しています。本講座では、大阪のビール史をひもとき、その歴史的背景を紹介します。ビールの歴史を知って、より美味しく呑んでください。
近年、大阪の地方自治が広く社会の関心を集めています。大阪市長となった橋下徹氏の言動が、連日マス・メディアを賑わしたことや、大阪都構想をめぐる住民投票が、僅差で否決されたことなども、記憶に新しいことだと思います。それでは、橋下陣営や大阪都構想を支持していた有権者とは、どのような人たちなのでしょうか。この講座では、大阪市民を対象として行われた社会調査データの分析結果にもとづいて、有権者の投票行動から、大阪の地方自治について改めて考えてみたいと思います。
3 月 8 日(月)18:30~20:00
大阪には上町台地という標高20m弱の大都市の小さな丘があります。上町台地特有の坂や階段、真田丸に代表される歴史の舞台、江戸時代の「浪花百景」に描かれた物見遊山の場、そして暮らしの場としての景観の今を都市計画的視点から読み解きます。さらに、地域独自のまちづくりや、長屋再生などの新たな動きも紹介するとともに、上町台地やそこでの活動の魅力を発信する「オープン台地」の取り組みを紹介します。(協力:オープン台地実行委員会)
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2016年後期 「太陽と月の物語」
チラシは こちら から
1 月 20 日(金)19:00~20:30
17世紀のイタリアで活躍した西洋初の風景画家ともいえるクロード・ロランから、19世紀のイギリスを代表する画家ターナーまで、西洋の画家たちは競って太陽の新たな表現を試みるようになりました。しかし、太陽だけでなく、月や星もそれ以前からさまざまなかたちで描かれています。太陽と月を中心に、天体の絵画的表現の変遷をたどります。
2 月 7 日(火)19:00~20:30
皮膚は紫外線など多様な外的あるいは内的な刺激・侵襲に備え、非常に精緻な恒常性を司る機能を持ち、単に皮膚のみでなく全身の健康の維持に重要な役割を果たしています。そのような防御システムの一時的な破綻や機能障害により様々な症状が皮膚に現れ、その究極の表現型は皮膚の老化や紫外線発ガンです。 この講座では皮膚のもつ新しい機能を含め、進化論から考える紫外線と皮膚に関わる話題を提供します。
2 月 22 日(水)19:00~20:30
アポロ計画終了からこれまで40年以上の間、人類は月に立っていません。しかし、無人探査機によって月の科学は進み、現代の人類はアポロ時代とは違った謎を追い、違った目的で月の開発を始めようとしています。月探査計画「かぐや」のメンバーであり、現在も日本の次期月探査計画にかかわっている講演者が、月科学の最新の話題と、月探査・開発の今後の世界の動向について語ります。宇宙に関するニュースの深読みも、できるようになりますよ。
お申込み・お問合わせ
窓口は、 アイ・スポット です。ご注意ください!
①講座名 ②受講者ご本人のお名前 ③年齢 ④電話番号 を、電話、メール、FAXのいずれかの方法でお知らせください。
TEL&FAX:06-4866-6803(電話受付は、月~金11:00~21:00、土・日・祝13:00~17:00)
e-mail: i-spot[at]voice.ocn.ne.jp ([at]は @ に変えてください。)
受講料:無料
定員:各回30名(先着順)
主催:大阪大学21世紀懐徳堂、大阪市都市計画局
会場:大阪市まちづくり情報発信施設アイ・スポット
(大阪市中央区今橋4-1-1, 淀屋橋odona 2階)
http://www.odona.jp/access/index.html