大阪大学CEIDS/SSC研究集会「震災復興への取り組みと持続可能社会実現に向けたイノベーション」

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  • 科学・技術
大阪大学CEIDS/SSC研究集会「震災復興への取り組みと持続可能社会実現に向けたイノベーション」

昨年の震災を受け、様々なレベルで復興へ向けた取組や研究活動が進められています。2012年大阪大学CEIDS/SSC 研究集会の第一セッションでは、各大学が取り組む震災復興への対応や研究活動を総括・共有し、今後のSSC としての復興や新しい社会ビジョンづくりに向けた貢献について議論を行います。第二セッション・第三セッションでは、「サステイナビリティ」を追求・実現していくための大きな鍵となる「イノベーション」および「教育・人材育成」を取り上げます。第二セッションでは、ビジョンと技術シーズの連携によるイノベーション誘導、技術ガバナンスの在り方等について広く議論を行います。また、第三セッションでは、5大学が協力して進めてきたサステイナビリティ共同教育プログラム設計のこれまでの活動を総括し、「サステイナビリティ」を牽引していくことができる人材・リーダーの育成について、またそれに相応しい教育プログラム設計について議論を深めます。

カテゴリ 科学・技術
日時 2012年5月25日(金) 10時00分から18時00分まで
会場 コンベンションセンター 研修室
主催 大阪大学環境イノベーションデザインセンター(CEIDS)、 一般社団法人サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)
問い合わせ先 大阪大学環境イノベーションデザインセンター(CEIDS)事務局

http://www.ceids.osaka-u.ac.jp/img/CEIDS_SSC_Seminar.pdf

総合司会:栗本 修滋/大阪大学環境イノベーションデザインセンター 特任教授

10:00 開会挨拶
掛下 知行/大阪大学環境イノベーションデザインセンター長/大阪大学大学院工学研究科長

10:10 ~12:30
セッション① 「震災復興への取り組みと、大学からの貢献」
2011年の大震災後、復興に関連して様々な取組みや研究活動が行われてきました。本セッシ
ョンでは、復興に向けた大学における具体的なプロジェクトや学術的対応の紹介に加え、今
後の対応や展望について議論を行います。また、震災後の新しい社会ビジョンの構築という
観点からも意見交換を行います。

司会進行: 福士 謙介/東京大学サステイナビリティ学連携研究機構 准教授

▶小貫 元治/東京大学大学院新領域創成科学研究科サステイナビリティ学教育プログラム 特任准教授

『 被災企業の事業再開過程と復興支援のあり方について─サステイナビリティ学教育の取り組みから─』

▶大村 達夫/東北大学大学院工学研究科 教授

『持続可能な社会形成に向けた下水道施設を考える(東日本大震災を契機として)』

▶石村 学志/北海道大学サステイナビリティ学教育研究センター 特任助教

『 東北地方太平洋沖地震震災後の気仙沼地域再建に向けた延縄漁業の生物
経済分析と地域復興プログラム開発』

▶安原 一哉/茨城大学 名誉教授/ 茨城大学地球変動適応科学研究機関(ICAS)産官学連携研究員

『 東日本大震災の教訓と地盤工学的課題:克服するための取組みと大学の役割』

▶福士 謙介/東京大学サステイナビリティ学連携研究機構 准教授

『都市を支えるインフラの脆弱性』

~ 総合討論

12:30 ~13:30 昼 食

13:30 ~15:50
セッション②「技術シーズと環境イノベーション」
低炭素社会など様々なビジョンが提起されている一方で、大学、研究機関、企業においては
様々な科学技術シーズが日々生み出されています。これらの研究成果あるいは科学技術シー
ズをどのようにビジョンへとつなげていけばよいのでしょうか。本セッションでは「環境イノベ
ーション」を一つのキーワードとしつつ、企業のイノベーション戦略、成長著しいアジア地域
における環境イノベーションの視座、科学技術とガバナンスについて、広く議論を行います。

司会進行:原 圭史郎/大阪大学環境イノベーションデザインセンター 特任准教授
▶原 圭史郎/大阪大学環境イノベーションデザインセンター 特任准教授
『 ビジョン・メゾ・シーズモデルの提案─環境イノベーション研究への視点』

▶惣田 訓/大阪大学大学院工学研究科 准教授
『 低炭素社会に向けた静脈系都市インフラの評価指標とそのイノベーション技術』

▶小林 英樹/ 東芝研究開発センターエコテクノロジー推進室室長/
大阪大学環境イノベーションデザインセンター 招聘教授
『企業の研究開発戦略と環境イノベーション』

▶仲上 健一/立命館大学政策科学部 教授
『環境技術とガバナンス─アジアにおける環境研究の視点から』

▶ 平川 秀幸/大阪大学コミュニケーションデザインセンター 准教授
『 社会とともに創り進める環境科学技術 ̶参加型イノベーション・ガバナンスの観点から』

~ 総合討論

16:00 休 憩

16:00 ~18:00
セッション③「 サステイナビリティ教育と人材育成」
持続可能社会を具現化していくためには、社会の中で「サステイナビリティ」を構想し、牽
引していくことができる人材を育成することが極めて重要となります。SSC 教育部会では、
大学間連携の下でこれまでサステイナビリティ教育プログラム開発を進めてきました。本セッ
ションでは、SSC 教育部会での活動実績や、共同教育プログラムの開発とその理念につい
て報告を行うとともに、サステイナビリティの教授法、次代を牽引していくことのできる人材・
リーダー育成の理念やその方法について広く議論を行います。

司会進行:上須 道徳/大阪大学環境イノベーションデザインセンター 特任准教授

発表① 共同教育プログラム“サステイナビリティ学最前線”の現在

▶小貫 元治/東京大学大学院新領域創成科学研究科サステイナビリティ学教育プログラム 特任准教授
『SSC 教育部会の活動実績と“サステイナビリティ学最前線”の設計理念』

▶原 圭史郎/大阪大学環境イノベーションデザインセンター特任准教授
『Wrap-up セッションに見る“サステイナビリティ学最前線”の到達点』

発表② 大阪大学による新たな取り組み

▶藤田 喜久雄/ 大阪大学大学院工学研究科教授/大阪大学未来戦略機構第1部門超域イノベ
ーション博士課程プログラム兼任教授・大阪大学未来戦略機構第1部門長
『大阪大学超域イノベーション博士課程プログラムの理念と教育』

パネル討論:『サステイナビリティの教授法と人材育成』
【パネリスト】
・Anthony R. Chittenden/北海道大学サステイナビリティ学教育研究センター 特任助教
・田村 誠/茨城大学地球変動適応科学研究機関 准教授
・関山 牧子/東京大学サステイナビリティ学連携研究機構 特任助教
・森 晶寿/京都大学大学院地球環境学堂 准教授
・上須 道徳/大阪大学環境イノベーションデザインセンター 特任准教授(コーディネーター)
【総括コメント】
味埜 俊/東京大学大学院新領域創成科学研究科 副研究科長・教授

~ 総合討論

18:00 閉会挨拶
住明正/東京大学地球持続戦略研究イニシアティブ(TIGS)統括ディレクター・教授

18:30 ~ 20:30
懇親会
場所:大阪大学吹田キャンパス内「ラ・シェーナ」

http://www.senri-htl.co.jp/hotel/senrihh/restaurant/383/index.html

会費:4500円 (食事+飲み物)

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