『A Narrow Bridge(一本の細い橋)美術でひもとくオランダと日本の交流史』刊行のおしらせ

2020年4月、大阪大学適塾記念センターとアムステルダム国立美術館による共同企画として、『A Narrow Bridge(一本の細い橋)美術でひもとくオランダと日本の交流史』が、大阪大学出版会から刊行されました。
(書誌情報)
『A Narrow Bridge(一本の細い橋)美術でひもとくオランダと日本の交流史』
ヤン・デ・ホント(Jan de Hond),メンノ・フィツキ(Menno Fitski)
著/松野明久,菅原由美 翻訳
B5変判 256ページ 並製
定価6000円+税 ISBN 978-4-87259-701-1 C0020
本書は、アムステルダム国立美術館とオランダの出版社Vantiltの共同出版物『A Narrow Bridge: Japan and the Netherlands from 1600』の翻訳書で、同美術館及び他機関所蔵の美術工芸品等を美しい写真で見せながら、4世紀にわたる日蘭関係史の大きな流れを解説するものである。
収載された国家間の関係を物語る豪華な献上品や貴重な歴史資料、および同美術館所属の日本文化研究者とオランダ史研究者の合作によるテキストは、それらの品々が伝える意味を解きほぐし、それぞれの時代に生きた人びとを生き生きと描き出しており、類書にない特徴となっている。
(特設サイト)
http://www.osaka-up.or.jp/a-narrow-bridge/
(参考:『A Narrow Bridge(一本の細い橋)美術でひもとくオランダと日本の交流史』目次)
序文
はじめに
INTERMEZZO 01 歴代オランダ商館長の氏名を記した漆塗りのパネル
ESSAY 01 リーフデ号の日本到着
ESSAY 02 最初の公式接触と平戸定住
INTERMEZZO 02 日本の小判
ESSAY 03 日本を出た日本人
ESSAY 04 出島
INTERMEZZO 03 ある出島の家族の物語
ESSAY 05 芸術と知識の交流
INTERMEZZO 04 日本の漆塗り箱からできたキャビネット
ESSAY 06 日本とオランダの関係の変容
INTERMEZZO 05 ブレイトネルと「ミカドの国」
ESSAY 07 20世紀-新たな関係の展開
参考文献
図版リスト
索引
訳者あとがき
(お問い合わせ先)
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E-mail:info[at]osaka-up.or.jp
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