[みのおFM]6/8(木)・11(日)、みのおエフエム「タッキー816」で「まちのラジオ 大阪大学社学連携事業」が放送されます。
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2017年6月は、医学系研究科の戸谷洋志特任研究員が出演します。
現在、大阪大学医学系研究科に所属されている戸谷先生は文学部のご出身。文系の先生が、医学系研究科でどのような研究をされているのか、ご専門である「科学技術をめぐる哲学」のお話をメインにお聞きします。例えば、ヒト受精卵の遺伝子操作という行為は様々な観点でとらえることができます。医学的な観点からその技術の可能性について考える、法的な観点から合法かどうか考える、社会通念に基づき倫理的に考える、そして「哲学的」な観点から考えるのが戸谷先生です。それでは「哲学的」とはどういうことでしょう。
生まれる前のヒトの話をするときには、「そもそも生まれるとはどういうことか」という前提に遡って考えるのが哲学だと戸谷先生は言います。数学的には「1+1=2」と答えが決まっていることでも、そもそも数とは何なのか、を考えるのが哲学なのです。そのため、「科学技術の発展の是非に答えはあるのですか」と問いかけても「そもそも答えとは何か」という前提から考えることになります。
戸谷先生は、そのように前提を疑って掘り下げていく「哲学」とは、他者との対話でしか成り立たないとの考えから、見知らぬ一般市民同士が自由に気軽に哲学を実践できる「哲学カフェ」を出身地の千葉で開催されています。スタジオでは、聞き手の学生たちが、「人工知能の是非」をテーマに考える、ミニ哲学カフェを体験しました。
番組内で流れるJポップ音楽も、戸谷先生の哲学的な歌詞分析を聞いた後だと、印象が違って聞こえるかもしれません。
ぜひお楽しみください!
「まちのラジオ 大阪大学社学連携」 放送日:6月8日(木)15時~16時(スタジオ収録) 再放送:6月8日(木)21時~22時、6月11日(日)13時~14時 (毎月第2木曜日 15時~16時放送。再放送は同日の21時~22時と次の日曜日13時~14時) 周波数:FM81.6MHz みのおエフエムのホームページからインターネットでもお聴きいただけます。(同時配信のみ) |
これまでの出演者リストは こちら をご覧ください。
大阪大学と連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局しているコミュニティーFM放送局「タッキー816みのおエフエム」で毎月1回大阪大学社学連携事業を看板とした番組を放送しております。大阪大学の動きや取り組み、ユニークな活動等知的・人的・文化的資源をご紹介することで、より大阪大学を身近に感じていただき、大学と市民の方が連携・協働を展開する上での足がかりとなることを期待するものです。
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