[みのおFM]11/10(木)・13(日)、みのおエフエム「タッキー816」で「まちのラジオ 大阪大学社学連携事業」が放送されます。
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2016年11月は、言語文化研究科の沖田知子教授が出演します。
沖田先生のご専門は「ことば学」。先生の大学生時代、言語を学ぶ際にはその文法や構造を分析することが主流とされていました。そんな中、その言語が使用される状況などすべてを含んで分析し、言語使用者の心や意図まで読み解く「ことば学」の授業に先生は感銘を受けたそうです。
番組では、沖田先生が特に好きな作家の作品をことば学の観点から分析していきます。
例えばアガサ・クリスティの作品。アガサ・クリスティは、当時、推理小説を書く際守らなければならないとされていた「ヴァン・ダインの20のルール」を破ることに果敢に挑戦しました。20のルール内で否定されている「叙述トリック(文章上の仕掛けによって読者のミスリードを誘う手法)」を使ったとして、フェアかアンフェアかの論争を呼び起こしたアガサ・クリスティの『アクロイド』から、そのことばの仕掛けをいくつか紹介いただきます。
また、沖田先生が大学生時代から研究を続けている『不思議の国のアリス』については、作中で見られる言葉あそび以外に、作品が生まれた経緯、作者キャロルの人物像などにも迫ります。
番組中、先生の選曲で、映画『My Fair Lady』より「I could have danced all night」をお聴きいただきます。日本語では「踊り明かそう」と訳されることの多いこの歌。このタイトルも、ことば学の観点からみると、直訳では伝わらないストーリーを含んでいるということを沖田先生が説明くださいます。
ぜひお聴きください!
「まちのラジオ 大阪大学社学連携」
放送日:11月10日(木)15時~16時(スタジオ収録)
再放送:11月10日(木)21時~22時、11月13日(日)13時~14時
(毎月第2木曜日 15時~16時放送。再放送は同日の21時~22時と次の日曜日13時~14時)
周波数:FM81.6MHz
みのおエフエムのホームページからインターネットでもお聴きいただけます。(同時配信のみ)
これまでの出演者リストは こちら をご覧ください。
大阪大学と連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局しているコミュニティーFM放送局「タッキー816みのおエフエム」で毎月1回大阪大学社学連携事業を看板とした番組を放送しております。大阪大学の動きや取り組み、ユニークな活動等知的・人的・文化的資源をご紹介することで、より大阪大学を身近に感じていただき、大学と市民の方が連携・協働を展開する上での足がかりとなることを期待するものです。
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