11/13(木)・16(日)、みのおエフエム「タッキー816」で「まちのラジオ 大阪大学社学連携」が放送されます。

11月は、総合学術博物館教授 上田貴洋先生が出演します。
大阪大学と連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局しているコミュニティーFM放送局「タッキー816みのおエフエム」で毎月1回大阪大学社学連携事業を看板とした番組を放送しております。大阪大学の動きや取り組み、ユニークな活動など知的・人的・文化的資源をご紹介することで、より大阪大学を身近に感じていただき、大学と市民の方が連携・協働を展開する上での足がかりとなることを期待するものです。
2014年11月の出演者は、総合学術博物館教授 上田貴洋先生です。
上田先生は、総合学術博物館資料先端研究系に所属し博物館業務に携わっておりますが、理学研究科の物理化学講座にも所属し、ナノ空間科学についての教育と研究にも従事しております。
番組では、まず「ナノ空間科学」についてお話します。1メートルの千分の一の、そのまた千分の一という小さなサイズ「ナノメートル」の研究から冷蔵庫の脱臭剤などが開発されているとのことで、こうした研究が私たちの生活にどう活かされているかを解説いたします。
次に、総合学術博物館について、一般の博物館と大学博物館の違いや、それぞれの魅力についても分かりやすく解説いたします。
また、総合学術博物館の企画で11月16日(日)に開催する大阪大学シンポジウム「 マチカネワニ・サミット2014 」についても詳しく紹介いたします。
1964年に大阪大学理学部の建設現場から発見されたマチカネワニ化石は、タイプ標本としてとても貴重な化石で、この化石の発見50周年を記念して開催されるシンポジウムでは、日本各地、そして海外からも研究者を招いて、マチカネワニ化石を中心とした化石研究の現状を紹介するとともに、まだ残されている謎をわかりやすく議論することが予定されています。会場ではワニをモチーフとした阪大(ワニ博士)と豊中市(マチカネくん)のキャラクター撮影会、ジャズピアニストによる『祝・マチカネワニ化石発見50周年記念ソング「マチカネワニブギ」』の発表などもあり、大人から子どもまで楽しめる内容になっています。
加えて、総合学術博物館では、現在、第18回企画展「魅惑の美Crystal ―最先端科学が拓く新しい結晶の魅力―」も開催中で、世界最大の人工ダイヤモンドの大きさなど、聞いて驚く(かもしれない?)情報とともに、企画展の魅力もお届けします。