ラボカフェ プログラム学内公募申込受付中です

「ラボカフェ」とは、大学のアウトリーチ活動として実践する対話プログラムです。この度、本学の教職員および学生が企画する「カフェプログラム」を募集いたします。
実施場所:「アートエリアB1」(京阪電車中之島線「なにわ橋駅」地下1階コンコース)
「ラボカフェ」の学内公募について
今日、大学は、さまざまな形で社会へのアカウンタビリティが求められています。このことを踏まえ、2006 年度より本学コミュニケーションデザイン・センターが主体となり、企業とNPO と協働した社学連携プロジェクトを実施してきました。そして2008 年度より、常設型のコミュニケーションスペース「アートエリアB1」(京阪電車なにわ橋駅地下1 階コンコース)を運営しています。
「ラボカフェ」とは、大学のアウトリーチ活動として実践する対話プログラムです。こうした試みは、研究の社会還元と社会人を対象とした都市におけるセルフラーニングの場の形成のひとつであると考えます。このようなカフェプログラムは、研究者の視点を社会に開き、参加者との対話を通じて研究者自身が新たに発見し次の活動に繋げていくこと、そして大阪大学の「知」のありさまを一般の人びとに広く理解してもらう機会となるという意味でも、有意義な活動であると考えています。
そこで、この度、本学の教職員および学生が企画する「カフェプログラム」を募集いたします。
「カフェプログラム」について(ガイドライン)
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啓蒙啓発活動ではありません。一般の方が対象であり、専門知識を持つ者、持たない者がフラットな関係にあり、
設定された主題/テーマを共に探求することができる場です。 -
話題提供者と参加者、参加者同士の質疑、意見交換、議論といったディスカッションなど、
双方向のコミュニケーションをとることに重きを置いています。 - 公開講座や授業のように、話者と聞き手の関係性が一方的な講義の場ではありません。
- 多様な対話の場(トークセッション、ワークショップ、シンポジウム、オープンミーティングなど)としてご利用ください。(裏面に事例を記載していますのでご参照ください)
採用までの流れとスケジュール※
公募は随時行います。プログラム実施希望月の3ヶ月前の末日を応募締め切りとします。
(例:「7月中」実施希望ならば…4月末日までにご応募ください。)
- ひと月あたりの公募企画の実施は、2~3プログラムを予定しており、応募多数の場合は調整させていただきます。
- 応募いただいた企画は「アートエリアB1 運営委員会」で選考させていただきます。
※スケジュールについては今後変更の可能性があります。
応募条件
「ラボカフェ」の実施は、以下の項目を満たすものに限られます。
- 上記「カフェプログラム」ガイドラインに準拠していること。
- 実施時に、本学助教以上の教員あるいは職員の責任者2 名以上が常駐可能であること。
- 責任者2 名のいずれかが、プログラムの準備と実施、広報情報の共有、「アートエリアB1 使用申込書/報告書」の提出などのために、アートエリアB1 管理スタッフとの連絡調整等が可能であること。
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開催当日の会場設営・受付準備・機材セッティング・接客・プログラム実施・撤収など、一連の作業をプログラム提案者で行えること。
注意事項
- プログラム提案時までに、「ラボカフェ」を見学されることをお勧めします。
- 各所との調整が必要な場合がありますので、実施日は第三希望まで候補日を設定してください。
- 応募企画とそれ以外のプログラム(アートプロジェクトや情報展示等)が併設実施される場合がありますのでご了承ください。
- 会場使用料は無料です。ただしプログラム実施に関する経費(ゲスト謝金、旅費、資料代等)は基本的にプログラム提案者でご負担いただきます。
- 広報に関しては、「ラボカフェ」全体及び「アートエリアB1」のチラシ/ウェブは制作いたします。その他の独自広報をご計画の場合は、事前にご相談ください。
- 参加費・資料代等の徴収は可能ですが、非営利で運営しておりますので、事前の申請及び事後報告等が必要になりますことを、あらかじめご了承ください。
- 上記で徴収された金額の10%を、会場運営費として納金していただきます。
- 対話型カフェの場合、10~100人程度を目安にお考えください。なお、会場は最大で400人程度収容可能です(イス席は250席程度)。対象者が100名以上の場合は、専門スタッフによる音響、照明等の設定が必要となります。
主催/共催等の位置づけについて
広報物掲載時の必須事項
応募企画の「主催」:応募者あるいは応募組織の名称が記載されます
「ラボカフェ」の主催:「アートエリアB1」 共催:大阪大学21世紀懐徳堂
企画制作:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
考え方:
「アートエリアB1(ビーワン)」とは
「アートエリアB1」は、「大阪大学」と「京阪電気鉄道株式会社」、地域のアートNPO である「ダンスボックス」の三者が協働で運営する、社学連携型のコミュニケーションスペースです。大学の知を社会に還元し、都市空間における文化芸術の発信地となることを目指し、2008 年10 月に京阪電車「なにわ橋駅」の地下1 階コンコースに誕生しました。対話プログラム「ラボカフェ」等の実施を通じて、学術・知の交流、アートや文化、情報の交換を促進し、にぎわいを創出することで、コミュニケーションスペースとしての駅の役割を追求しています。
所在地 大阪市北区中之島1-1-1
休館日 月曜日(祝日の際は翌日) 及び12/28~1/3
- 「ラボカフェ」実施可能時間は12:00~21:00 です。
- 専用駐車場はありません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
「ラボカフェ」実施エリア
ロビー(下図ピンク色のエリア)をご使用ください。
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アクセス
京阪電車中之島線「なにわ橋駅」地下1階コンコース
(地下鉄「淀屋橋駅」「北浜駅」から徒歩約5分)
応募方法
応募用紙をダウンロードし、必要事項をご記入のうえ、下記メールアドレスまでご提出ください。
ご応募/お問い合わせ先
「大阪大学21 世紀懐徳堂」
メールアドレス labcafe★21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp(★を@に変えてください)
「ラボカフェ」
主 催 アートエリアB1
(大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+京阪電気鉄道(株))
共 催 大阪大学21世紀懐徳堂
企画制作 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)/ NPO 法人ダンスボックス
制作協力 NPO recip[地域文化に関する情報とプロジェクト]
参考情報
パンフレット
パンフレットデータをダウンロードしていただけます。これまでの「ラボカフェ」実施例等を掲載しています。
これまでのプログラム実施例
中之島哲学コレージュ 哲学カフェ 「家に帰る、とは?」
哲学カフェはコーヒーを飲みながら、日常生活から科学、芸術まで、幅広いテーマについて参加者で問いを立て、議論を楽しむイベントです。この日は「家に帰る、とは?」をテーマに、「家とは何か?」や「帰るとはどういうことか?」について話し合いました。
サイエンスカフェ「地球温暖化、あなたはどう考える? ~デンマーク発、国際ネットワークの試み」
温暖化対策について、ポスト京都議定書を決める会議がコペンハーゲンで開かれます。それに先だって行われる「市民の会議」World Wide Viewsについて紹介し、意見を募りました。

研究駅伝 Research Relay Talk
大阪大学の学生がわかりやすく研究を説明しました。彼らは文系から理系まで様々。参加者と学生たちとの対話を通して、価値のある研究とは何かを考えました。学生が主体的に運営したカフェであることもあり好評でした。

マンガカフェ「マンガとオカルト」
『オカルトの惑星』の著者のお一人、橋本順光さんをゲストにお迎えし、マンガとオカルトの切っても切れない関係についてディープに語り合いました。
共催:京都精華大学国際マンガ研究センター
オルタナティブカフェ「映画をつくろう」
「オルタナティブカフェ」は、私たちの暮らしを、主に文化の視点から捉え直し、その意味や形態について考える公開型ミーティングです。この日は「映画」をつくりました。その場で集まった人々と対話し、役割分担や撮影を通じた即興の映画制作からみえてくるものを楽しみました。
サイエンスカフェ「阪大大学院生による数学・物理の最前線への招待」
大阪大学大学院生3名が数学と物理の最先端をご案内しました。日頃なかなかうかがい知ることのできない基礎科学の研究の世界をわかりやすく解説。若い専門家の卵にいろいろな質問がぶつけられました。